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｢慧くん？行く？｣
｢そうだね。お皿買いに行こう。｣
｢彩星ねミッキーの遊園地のが良いんだよ。｣
｢あぁーそうか。｣
彩星が今まで使っていたお皿は以前山田・有岡・知念・岡本・彩星でディズニーランドに行った時に買ったお皿だった。
｢彩星。今からディズニーランドには行けないからその辺のお店でいい？｣
そういう伊野尾の言葉に彩星は泣き出し
｢割ったの慧くんじゃん。慧くんがイケナイことしたのに何で彩星がダメって言われなきゃいけないの？｣
と最もなことを言い出した。
困った伊野尾は携帯でいろいろ検索するとディズニーストアのサイトを見つけた。
｢ここだ。｣
伊野尾はすぐに支度をし彩星を車に乗せ伊野尾の運転でディズニーストアに向かった。
買い物から帰ると知念が食器棚の前でびっくりした顔で立っていた。
｢知念帰ってたんだ。｣
｢いのちゃん。お皿やらグラスがほとんど無いんだけど。｣
伊野尾は知念にことを話した。
｢大丈夫？また精神病再発しちゃったんじゃないの？｣
｢かもね？でも今はそんな治療してられない。1日でも早く妊娠して薮を助けなきゃ……｣
｢いのちゃん。それだよ。その焦りが精神のバランス崩してるんじゃない？｣
｢……｣
｢あまり思いつめないでよ。それよりグラス頂戴。お茶飲みたいんだけど。｣
｢あっ、うん。｣
伊野尾はダンボールから人数分のグラスを出した。
｢なんかシンプル過ぎ。｣
｢仕方ないじゃん。どうせ山田とかオレのセンスにケチつけそうだし。だったら安物のシンプルなのにして後日好きなの買えばいいと思って。｣
｢なるほどね。｣
知念は伊野尾からグラスを受け取るとお茶を飲みはじめた。
｢侑李くん見て。かわいいでしょ？｣
彩星は伊野尾に買ってもらったコップを知念に見せた。
｢可愛いね。ってか彩星のコップってプラスチックじゃん。｣
｢ねだられた。彩星にはお皿をだけだと思ったのにさぁー。｣
｢シンデレラだよ。｣
嬉しそうな彩星。
｢だからそれ、アナ雪だから。｣
｢違う。慧くん言ったでしょ。ドレス着てるからシンデレラって言ってるでしょ。｣
｢そーだよね。いのちゃんそういうの知らないから。｣
知念が彩星の話しに乗った。
｢いのちゃん。あながち間違ってないから。一応シンデレラモチーフじゃん。｣
｢そーなの？｣
｢そーでしょ。｣
2人は笑いながら食器を片付けはじめた。
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Layla(プロフ) - コメント失礼します。お話しご好きで読み返しています！もしお時間がありましたら、続きをお願いします！ (2019年9月27日 1時) (
レス) id: 5c774de5e2 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - コメント失礼します。このお話すごく好きでときどき読み返します。そろそろ更新してくれたら嬉しいです。 (2018年3月2日 8時) (レス) id: 0083b728f1 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - このお話が大好きで、頻繁に読みに来ています。是非、続きが読みたいです。更新待ってます！ (2018年2月21日 1時) (レス) id: b7052d81b0 (このIDを非表示/違反報告)
(名前) ???(プロフ) - 続きみたいです！！ (2017年4月16日 19時) (レス) id: 7679ea9a1f (このIDを非表示/違反報告)
Layla(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂きました。いのちゃん、薮君に幸せになって欲しいです！！これからも頑張って下さい！ (2016年5月1日 17時) (レス) id: 801c5de6c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有山 | 作成日時：2016年4月26日 15時
