story53 ページ21
翔side
こんな大事な時にどこ行ったんだよ！
最悪な展開の３コンボだよ
エメラルド、アメジストがいない
雑魚とはいえ、敵に囲まれている
無効化の能力者がいる
ほんっとに最悪…
和「ああ、もう、面倒くさい！
智「トパーズ、焦りは禁物だよ」
和「わかってますけど…」
智「何か突破口を見つけ出さないと」
珍しくサファイアも焦り顔だ
そりゃそうだよね
無効化の能力者がいるんだし
「何度やっても同じこと。私の無効化の前では、どんなに強力な能力者もただの人間に成り下がる」
翔「そうかよ」
あの減らず口！
でもそろそろヤバいな…
サファイアもトパーズも、もちろん俺も
能力をだいぶ使い過ぎた
大丈夫そうに見せてるけれど
額に張り付く汗は誤魔化せない
「こちらも時間がないんでね。さっさとくたばってくれませんかねぇ？」
智「こっちだってそういう訳にもいかないんだ。トパーズ、ルビー」
和「了解です」
俺たちはサファイアの合図で
彼から少し離れた場所に移動する
すると彼は溜めていたチカラを
相手に向かって一気に解放した
智「津波！」
「な…！」
智「無効化は自分自身にしか効かない。なら敵を全員一気にねじ伏せるしかない」
和「この辺で私の出番ですかね」
俺の隣で待機していたトパーズは
水が引いてきたタイミングを見計らい
即座に行動に移した
サファイアの津波によって濡れた地面
これにより、小さな稲妻が放電され
大幅に体力を奪われたであろう敵たちに
トドメを刺していく
和「こちらも時間が無いんです。さっさと眠ってくださいな」
「おの…れ…」
智「急いでエメラルドとアメジストを探そう」
突如として姿を消した２人
早いとこ見つけ出して、
依頼にあった三島くんを連れて帰ろう
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さくら - もう更新しませんか？ (2017年12月15日 17時) (
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作者名：雅宗 潤美 | 作成日時：2017年6月24日 18時
