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10 sideJ ページ11

それからの行動は早いものだった。


櫻井さんが話し合いを中断させて
残りは明日やるとかなんとか言って
俺たちはすぐに帰る準備をして
三人が住む家に向かって歩き始めた。


俺はなんだか口を開いたらいけない気がして
ずっと黙っていた。


相葉さんも和も全然喋らなくて、
無言で歩く俺たちの均衡を破ったのは
櫻井さんだった。


「…潤くん。さっきのことについて少し話さなきゃいけないことがあるんだけど聞いてくれる?」


「あっ…はい…」


踏み込んだら戻れなくなる。
そんな予感がしたけど俺は頷いた。


「潤くんはさ、”四神“って知ってるかな?」


四神?


「朱雀とかそういうやつですか?」


「そうそう。朱雀、青龍、白虎、玄武のことを言うんだ。それぞれ対応する方角もある」


「それがどう関係あるんですか……あっ!」


あの白い虎。


まさか…


「そう。ニノはね、”白虎“なんだよ」


「正確に言うと白虎の宿主って感じだけどね」


「白虎…」


俺は開いた口が塞がらなかった。
そんなのはいそうですか。
ってすぐに信じられる訳がない。


「じゃあ相葉さんと櫻井さんも…?」


「そう。俺たちも四神の宿主だよ」


「どっ…どうして和は白虎になっちゃったんですか!?」


俺の質問には和が答えた。


「俺の弱点は鼻なんですよ」


…へ?


「まあ大昔に色々あったらしくてですね、俺は鼻を触られると白虎になっちゃうんです」


…ええー。


「でもクリームついたの取るくらいだったら平気なんだよ!ねっ、ニノ!」


「鼻にクリームなんてつけませんから」


「…まあとりあえず四神の宿主にはスイッチみたいな所がそれぞれあって、そこを強く触られると四神に戻っちゃうって訳」


櫻井さんが要約して教えてくれる。
俺はただただぽかーんとするばかりだ。


「それでね、潤くん。ここからが大事なんだけど…」


和が言いにくそうに口ごもる。
てかこれ以上にまだあんのか。


「何?」


俺が尋ねると和は意を決したように俺の目を見てきた。


「実は…」

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作者名:智帆 | 作成日時:2013年6月22日 9時

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