*.〇Tell me why〇.*【satoshi 】 (ページ21)

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。・＊・。松本潤6＊・。ページ21

和side

Aは黙って俺の話を聞いていた

A「... 潤くんに、会ってくる」

そう、絞り出すように放った言葉は

強かった。

けど、そんな言葉とは裏腹に、

Aは震えていた。

和「俺も行く」

今も、一緒についていったのは全く後悔してない。

むしろ、ついていって良かったと思ってる

潤「...何、俺のせいなの？そんな人のせいにしたいの。俺、そんなやつだいっきらい。... お前もう、二度と俺に顔見せんな」

　
　

Aは泣いていた。

泣くなって言った方が無理だろうけど、
　

A「... 潤くんっ、雄大に... なんて言ったのかだけ... 教えてっ... ？」

めんどくさそうに頭を掻いては

潤「お前がいなくなれ。」

松本は変わった...

潤「... もう、いいだろ」

和「お前...後悔しても知んねぇかんな」

殴りたい気持ちを押し込んで、

泣きじゃくるAを連れて松本の元を離れた。

ﾁﾗｯと後ろを振り返ると、

あいつは、何事もなかったように、シャーペンもって、問題に向かってた。

A「二宮く、... ありがとっう...」

和「ん...」

礼を言われるような事はなにもしてない。

そう、なにもしてない。

してない、じゃなくて正確にはできなかった...

和「あんなの、忘れて...Aはとにかく、勉強に集中しろ。そしたらさ、また新しい生活はじまんじゃん？」

A「... うん、」

和「頑張ろう... 雄大の事は心配すんな。卒業したら、俺が探してやっから。」

A「... 、うん」

聞いてんのか、聞いてないのかは、

よく分かんなかった。

けど、

少なくとも、今のAに納得してもらえるような言い方はできたと思う。

和「...、」

それから、何事もなかったように

Aは、勉強に集中して

見事この、今の高校に受かった

俺？

あいつ一人を高校に連れていくのはこわかったから、俺も一緒の学校を受けて、受かった。

成績もそれなりにあったし、特に行きたい高校もやりたいこともなかったから

もし、やりたいことがあっても俺は今の高校選んでた。

なんだかんだ言ってさ、俺もあいつの事は心配だし、気に入ってんのよ。

でも、Aは高校入っても友達なんてつくろーとしねぇで、

俺と一緒にいる。

俺は雄大に言われた言葉が忘れられねぇで、"友達つくれ"

って言えないでいる。