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Story 18 ページ18
大貴に座らされたイスはとても冷たかった
何故大貴は話があると言ったのか
もう出て行ってくれとかかな
そしたら私どうすればいいんだろ
そんなことばかり考えていると
「なあA
山田とのこと…
あれ…本当なのか?」
A「え…?
本当だよ…?」
「本当?
あの…さ
俺、山田に聞いたんだAのこと知ってるかって
でも、
知らないって言ってたんだ…」
嘘だ
大貴、それは涼介が嘘ついてるんだよ
そんなことは言えない
同じグループで信頼しあっているだろう人にこんなこと私なんかが言えない
A「……あれ?
違ったのかな?
人違いだったのかも」
精一杯の作り笑顔で言った
言った後ちくちくとささる胸の痛み
私は大貴に嘘をついたんだ
大貴に捨てられるかな
追い出されるかな
呆れられるかな
もうどうなってもいいや
「…そうだったんだ!
もうAったら
おっちょこちょいなんだからっ」
ちょっとオネエっぽく言う大貴
ねえ
.
その明るさにどれだけ助けられたか
.
知ってる?
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作者名:H.A | 作成日時:2015年6月10日 23時