君をお守りします。 (ページ4)

今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:74,136 hit

【Dragon2】ページ4

【和也目線】

相葉さんは相変わらずですね。
コーヒーを飲む翔にぃはカッコいい。
大野さんは翔にぃを見過ぎですよ。
ちなみに俺は・・・もう一人の仲間の
部屋の前に居ます。
俺、嫌なんですよ。
理由は起こすと分かりますから。
俺はドアを開けて中に入った。

「潤くん、おはようございます。」

「・・・はよ。ていうか、何でお前が
起こしに来てんの？俺を起こすのは、
翔さんって決まってんだけど。」

朝から機嫌が悪い。
この人は松本潤。
翔にぃの守護龍で紫龍なんだ。
あだ名は松潤。
実は元は敵だったみたいだけど、
翔にぃが優しいから味方になった
らしいですよ。
だからですかね・・・
相変わらず、この男は翔にぃにしか
懐かないですね。

「翔にぃは今、忙しいんですよ。
相葉さんに振り回されて。」

潤くんはチッと舌打ちをすると
部屋から出た。
俺はその後を追うだけですよ。
・
・
・
「あっ！松潤、おはよう。
よく、起きれたな。」

翔にぃがそう言うと潤くんは
フッと笑った。
本当は俺のお陰なんですけど。

「その感じだと、ニノが起こして
くれたんだ。ありがとな。」

それに気づいてくれる翔にぃは
大好きですよ。

「翔にぃの為なら潤くんを起こす事は
へっちゃらですよ。」

「翔様、現当主様がお呼びです。」

大野さんが言った。
完璧、話の邪魔をしましたね。
まあ、気にしていませんけど。

「お父様が俺を呼ぶなんて珍しいね。
行ってくるね。松潤、朝食、宜しく。」

「翔さんの命令なら、作る。」

潤くんはそう言うとキッチンに
向かった。

「翔ちゃん、行ってらっしゃい。」

相葉さんは笑いながら言った。
毎日、こんな感じなんですよ。
翔にぃは狙われているのに。