君をお守りします。 (ページ21)

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【Dragon19】ページ21

【智目線】

翔様が寝ている間。
四人で話し合いをしようと誘った。
集まると・・・俺から話す事にした。

「最近になって、翔様の様子が
可笑しい気がするんだ。」

「どういう事だよ。」

「翔様の眼の色が時々、紅くなる
んだ。理由は分からないけどね。」

「それ、俺も見た！」

相葉ちゃんが言った。
紅い瞳。
俺が知っている紅い瞳といえば、
紅龍と黒龍だけ。
まさか、そんな訳が無い。
翔様は龍じゃないよな。
気になって仕方が無いんだ。
今度、当主様に聞いてみよう。

「翔にぃは龍なんですかね。」

ニノは気づいているのか。
紅龍と黒龍しか紅い瞳の者は居ないと。

「んな訳ないだろ。」

松潤が全否定する。
もし、龍なら、謎が深まっていく。
黒龍なら封印されていたはずだし、
紅龍は行方不明だったし・・・。

「ともかく、翔ちゃんを守っていけば
いずれ分かるんじゃない？」

「俺は翔さんしか信じねぇけどな。」

「翔にぃは龍であっても翔にぃです
けどね・・・。潤くん、俺らの事も
信じて下さいよ！！」

みんなの言う通りだ。
俺は翔様を守っていけば、分かるかも
しれない。
そう信じていけばいいんだ。