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昼過ぎ、四郎が恥ずかしそうに三郎や兄たちの顔色を伺いながらリビングへ降りてくる。
目が覚めて、自分が三郎のベッドで寝ていることに気づいた四郎は、一人、三郎の部屋で耳まで真っ赤にしていた。
そして、三郎のベッドに潜り込んだことを他の兄弟にばらされていないかとヒヤヒヤしているのだ。
「お、しろちゃん。おはよう。
久しぶりの我が家でよく眠れた？」
その一郎の言葉に、四郎はほっと胸をなでおろす。
ばらされていないと。
たいていこういう場合、開口一番でいじってくるはずだ。
何も言わない四郎を不思議に思った一郎が、首を傾げる。
「あぁうん。おかげさまで。」
「ねぇしろ！」
三郎に声をかけられ、四郎はビクっとする。
まさかこのタイミングでバラされるのか。
自分がいる場で言われるほど、恥ずかしい仕打ちはない。
「あのね！おれ、モデルの仕事することになったの！」
朝の秘密会議のことは、三郎には言わないことになっている。
「そっか、よかったね。」
無駄に緊張して損したと思いながら、ほっと胸をなでおろし、三郎の言葉に答える。
「世間はこれから冬本番だっていうのに、春号用の撮影なんだって！
好きなカメラマンさんなんだ！
楽しみだな〜！
そう！それでね、私服の撮影もあるんだって！
しろ、買い物つき合ってよ！」
久しぶりに饒舌になり、楽しそうに仕事の話をする三郎に、一郎も二郎もほっと胸をなでおろす。
兄弟が大好きな笑顔が三郎に戻ってきた。
「買い物？いいけど、春物は今売ってないんじゃない？」
嫌みっぽく四郎が言う。
三郎の天然発言に四郎がするどく突っ込む。
そんな嵐田家の日常が戻ってきた。
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7322(プロフ) - yuiさん» yuiさん！コメントありがとうございます！大好きと言っていただけると本当に嬉しいです！もうまもなく完結いたしますが、最後までお楽しみいただけたらと思います♪ (2013年5月25日 23時) (
レス) id: ee69312e20 (このIDを非表示/違反報告)
7322(プロフ) - アリスさん» アリスさん、コメントありがとうございます！今回は私が大好きなさぶくんとしろちゃんの絡みが多くなるかなと思います！もちろん他の兄弟の絡みも含め、ほのぼの優しいお話を書けたらと思います！またよろしくお願いします！ (2013年4月11日 21時) (レス) id: ee69312e20 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 新章、嬉しいです。四朗くんのちょっとした変化に気づいちゃう三郎くんが、なんだか・・もう！！ってなります。敏感なんだろうな〜って。これからも素敵な兄弟愛のお話、楽しみにしています☆ (2013年4月10日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作成日時：2013年4月10日 21時
