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「よし、じゃあ三郎も望んでるんだ。仕事させてみよう。
ただし、とりあえずはモデルの仕事だけな。」
二郎の言葉に全員、納得したようだ。
「じゃ、さぶちゃんか起きてきたら話そう。
しろ、少し寝たら？
朝早く帰ってきてもらって悪かったね。」
一郎のその言葉に、兄弟会議は終了となり、一郎は朝ご飯の支度、二郎は新聞を広げて読み始め、五郎は仕事の準備を、四郎は一眠りしようと2階へ上がっていった。
＊
腕を揺すられる感覚に目をあけた四郎。
三郎の顔が目の前にあり、状況がまったく飲み込めない。
「体痛くなっちゃうから、上あがんな。」
三郎の言葉に、寝ぼけた四郎は素直に従い、三郎の隣に横たわる。
兄弟会議が終わり、ちゃんと眠っているか確認するために三郎の部屋に入り、そのままベッドに突っ伏して寝てしまったらしい。
「大阪でなんかあったの？」
「え？なにもないよ？」
「そう？じゃおやすみ。」
三郎は四郎に布団をかけてやると、頭をぽんぽんと叩く。
久しぶりの感覚にほっとした四郎は、そのまま再び眠りに落ちた。
三郎は横で眠る四郎の顔を見ながら難しい顔をしている。
小さい頃にも何度か、こうして四郎が三郎のベッドに潜り込むことがあった。
そういう時は決まって四郎が不安なとき。
上級生にいじめられていたり、クラスの子に仲間外れにされている時だった。
寝ぼけていたのもあるが、明け方は断ったのに、今は素直にベッドにあがってきた四郎に少し違和感を覚えたのだ。
そのまま1時間くらい四郎の隣で横になっていたが、目が冴えてしまい眠れない。
三郎はゆっくり起き上がり、目眩がしないことを確認すると、静かにベッドからおり、リビングへ降りていく。
「さぶちゃん、おはよう。」
「三郎、おはよう。」
リビングに降りると、一郎と二郎がテレビを見ていた。
「おはよう。なんか食べようかな。」
三郎はそう言うと、キッチンに入っていき、炊飯器に残っていたご飯と、昨夜の残りの味噌汁をよそうと、ダイニングテーブルに座って食べ始める。
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7322(プロフ) - yuiさん» yuiさん！コメントありがとうございます！大好きと言っていただけると本当に嬉しいです！もうまもなく完結いたしますが、最後までお楽しみいただけたらと思います♪ (2013年5月25日 23時) (
レス) id: ee69312e20 (このIDを非表示/違反報告)
7322(プロフ) - アリスさん» アリスさん、コメントありがとうございます！今回は私が大好きなさぶくんとしろちゃんの絡みが多くなるかなと思います！もちろん他の兄弟の絡みも含め、ほのぼの優しいお話を書けたらと思います！またよろしくお願いします！ (2013年4月11日 21時) (レス) id: ee69312e20 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 新章、嬉しいです。四朗くんのちょっとした変化に気づいちゃう三郎くんが、なんだか・・もう！！ってなります。敏感なんだろうな〜って。これからも素敵な兄弟愛のお話、楽しみにしています☆ (2013年4月10日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作成日時：2013年4月10日 21時
