＊ツリーハウスの住人６＊ (ページ7)

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翔side

ﾋﾟｯ…ｺﾞﾄｺﾞﾄﾝ！

取り出し口からスポーツドリンクを取り出して会議室へ戻る

ｶﾞﾁｬ

翔｢夏恋ちゃ……っと…寝て、る？｣

夏恋ちゃんに飲み物を渡そうと声を掛けたけど、ソファーの背もたれに寄りかかり少し苦しそうな表情で眠る彼女がいた

翔｢遠慮せずに横になればいいのに…｣

ソファーは人1人くらいなら横になれる幅はあるのに、座ったまま辛そうな体制でいる

夏恋｢んー…っ｣-ｸﾞﾝｯ

翔｢おおっと！((汗｣

体制が辛いのか、持たれてる肘掛とは反対の方に寝返りを打って倒れそうになる夏恋ちゃんを瞬発的に支える

このまま横にして上げるか

両手で抱える様に支えながらゆっくりと夏恋ちゃんをソファーに寝かす

翔｢よい…っしょ…と｣

首元も苦しそうだな…
一つだけならボタン開けても大丈夫…だよね？((汗

恐る恐る夏恋ちゃんの首元に手を伸ばす

…ﾌﾟﾂﾝ

よ、よし！ミッションクリアぁぁああ((汗

翔｢何だこれ…何なの、これ…俺誰だよ…っ｣

寝苦しさがなくなってスヤスヤ眠り出した夏恋ちゃんの横で、一人力が抜けてその場にしゃがみこむ俺

翔｢…やっぱり似てるな…｣

ふと顔を上げて夏恋ちゃんの顔を見るとつくづく思ってしまう

翔｢本当にこんな距離に居たらなぁ…｣

あーあ、こんな目で見てるって知ったらニノに怒られるかな笑

＿＿＿｢翔…！^ ^｣

あんなに近くに居たのにな…
何であの頃もっとちゃんと伝えようとしなかったんだろ

翔｢…俺がずっと貴方を好きだって事、貴方は知ってるのかな…？｣

夏恋ちゃんにあの人の面影を重ねて、あの人への思いを呟く

本当に届けばいいのに、俺の気持ち

戻ってきて欲しい事、貴方を好きな事…
今ここに居たら強く強く抱き締めたいって気持ちも…

ガタッ！

翔｢え…！？｣-ﾋﾞｸｯ

誰もいないと思ってた会議室に突然物音が聞こえて肩が跳ねる

音のした方に目を向けると

翔｢……な、なんで……｣

そこには

どれだけ願ったかわからないほど会いたくても会えないはずの

愛しくてたまらない…

翔｢ちと…せ、さん…？｣

ちとせ｢…ごめんなさい…っ｣-ﾀﾞｯ！

翔｢え……っ、ちょっと！((汗｣