Want to -今日をどう生きようか- (ページ25)

今日:5 hit、昨日:29 hit、合計:41,413 hit

25　YG ページ25

ジニヒョンの店に歩いていくと

「ヒョーン！」

ジミンが向こうから走ってくる

「おー、おつかれ
　今日はスーツなんだな」

「はい、会社に顔出してて」

「俺おまえに聞きたいこといっぺーあんだわ」

「僕もヒョンに話したいこといっぱいあるんです」

「ま、飲みながらにすっか」

「そうしましょ！お腹すいたー」

カランカラン

「お！ユンギ！ジミン！いらっしゃーい！」

「こんばんは」

「ヒョン！こんばんは！」

「カウンターでいいかー？」

「はい」

カンッ

とりあえず生ビールを頼んで乾杯する

「まずおまえ会社って」

「あー、親の会社の系列会社でインターンみたいな感じで働かせてもらってて」

「パク商事」

「あ、そうです
　Aからきいたんですか」

「会社に送ったとき気づいた」

「そうでしたね、ありがとうございました、昨日今日と」

「いやいいけど…
　ただいろいろとお前に確認したいことがある」

「はい」

「まさかお前がパク商事の御曹司様だったとはな」

「すみません…言ってなくて」

「別に、お前も大変だなって思っただけ」

「まあ将来にプレッシャーはありますけど、僕は別に大変じゃないですよ
　ただ生まれを理由に人が離れていくのが怖くてヒョン達にも言えませんでした」

「そっか、まあ俺たちは変わんねえけどな、お前が何者でも」

「ヒョン…」

「お前は、今つらくねえの？」

「僕は毎日楽しいですよ
　将来のためにたくさん学ばせてもらってるし
　父さんと母さんも応援してくれるし」

「そっか、ならよかった」

「でもAは違います」

「え？」

「いつも作った可愛い笑顔を張り付けて
　親のプレッシャーに耐えながら
　望んだ未来は来ないと諦め
　将来に絶望しながら
　ただもがいてる
　そんなAを解放してやりたい」

「なんであいつがそんな目にあってんの？」

「ヒョン、酒頼みましょ
　俺悲しみと怒りでどうにかなりそう」

「お、おう」

ジミンはハイボールを頼むと
話し始めた