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「ただいま帰りました」
夕食の買い出しをして帰宅すると
無言の母がでてきた
パシッ
「今まで連絡も何もしないでどういうつもり！
門限は守らないし、外泊なんて許可した覚えはないわよ！」
右頬にジンジンとした痛み
そういえば母は左利きだったなんてことをぼんやりと考える
「何とか言いなさいよ！」
今日はなぜだか謝る気になれなかった
いつもなら叱られればすぐに「ごめんなさい」
理不尽なことであっても、まあそのほとんどが理不尽なのだけれど
「申し訳ありません」
これは時間を無駄にしないための最強武器だと思っている
確かに連絡しなかったのは私が悪かったかもしれない
そのせいでジミンオッパにまで迷惑をかけてしまった
だが、なんだかそれが口から出てこない
言いたいとも思わない
むしろ謝ってなんかやるもんかとにらみつけたくなった
そうこうしていると、奥の書斎から父が出てくる
ああ、いやな予感がする
「お父さん、ただいま帰りました」
手首をつかまれる
グイっ
父はものすごい力で私を引っ張って
ズンズンと階段まで行き
客間の扉を開けて
私を放り投げた
「パク家の人間としてあるまじき行為だ
未婚の女の外泊など言語道断
恥を知れ
一週間この客間で過ごせ
大学はオンラインで受けろ
会社には一週間学業に専念させると連絡しておく
ここからでることを禁止する、いいな」
ガチャン、カチャ
嫌な予感は大当たり
外出禁止か…
一週間とは長い
私はされたことがなかったな、そんなに反抗したこともないし
オッパもそんなに長くはなかったなー
そんなことをぼんやりと考えながら
部屋を見渡す
そういえばこの部屋にはお風呂もお手洗いもある
もうお風呂に入って今日は寝てしまおう
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SALT(プロフ) - JENNIEさん» コメントいただきありがとうございます！がんばります！ (2023年2月13日 0時) (
レス) id: 084ff7349c (このIDを非表示/違反報告)
JENNIE(プロフ) - 続き楽しみに待ってます🎵 (2022年11月26日 4時) (レス) id: 0f519ab833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SALT | 作成日時：2022年10月17日 15時
