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告白 拾漆 ページ26

跪いたまま顔を上げた。


「牧野Aと申します。
お館様がお話ししてくださったように
2020年令和という元号の年から来ました。
母は私が幼い頃事故で他界、父は考古学者で
世界を飛び回っているため私は母方の
祖母と暮らしていました。


私がいた世界では鬼滅の刃という物語が
とても人気で、私も友人と映画館に観に行きました。
その夜、祖母に映画の話をしたら祖母が
それは現実にあった話だと、鬼舞辻無惨は
実在していたと教えてくれました。
あと私達の祖先が虹柱として鬼殺隊で
鬼狩りをしていた事も。

…この先、柱の皆さんと鬼殺隊とで
鬼舞辻無惨を倒します。
ただその代償はとても…大きいのです。

私が鬼のいない平和な世界で幸せに笑顔で
過ごせれたのは、今ここで命と引き換えに
鬼と戦っていてくれる皆さんがいるからこそ。

私はこの世界の人達にも笑顔で幸せに
過ごして欲しい…そう切に願っています。
自分に出来ることは小さな事です。
それでも私はここに残り、鬼舞辻無惨を倒すため
皆さんと一緒に戦っていくことを決めました。
ここにいる皆さんがみんな揃って
その日を迎えるために鍛錬していきます。
よろしくお願いします。」



顔を上げると不死川さんと宇髄さんは
力強くうなづいてくれた。
無一郎くんは何も言わないけど、こちらを
見ている。
悲鳴嶼さんは「家族と離れ、鬼を滅する。
その覚悟御労しい…南無阿弥陀。」


杏寿郎くんを見ると微笑んで
うなづいてくれた。



嬉しくて
「信じてくれてありがとうございます!」と
大粒の涙を溢しながら泣いてしまった。

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作者名: | 作成日時:2021年1月17日 10時

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