告白 拾陸 ページ25
「お館様とAを信じます!
Aは自分が生きていた時代、家族と
離れてでもこの世界で鬼殺隊として鬼を
斬ることを選択した、辛い選択だったと思う!
だがそんな事は噯気にも出さず鍛錬を重ね
日に日に成長して素晴らしい剣士となっています!」
「私もAちゃんを信じています。
Aちゃんがどのような人物であろうと
彼女が彼女であることに変わりは
ありません。
優秀な隊士が増えるのは鬼殺隊にとっても
とてもいいことですから。」
「私も…Aちゃんと話すと
ドキドキします。
きっと悪い子なんかじゃないからだと
思うんです…。」
「俺も別に構わない。」
肯定組が発言をする中
伊黒さんは変わらず信じないと繰り返している。
こういう場で真っ先に発言しそうな
不死川さんがまだ何も言っていない、と
「Aが悪いやつじゃあねえのは
何となく分かるが、未来から来たと言われても
信じられねぇ。」
「そうだな。未来と言われても派手派手に
信じれねぇな。」
悲鳴嶼さんに至っては涙を流しながら
「家族を捨てて鬼殺隊になるとは…御労しい。
南無阿弥陀…」と唱えている。
無一郎くんは「へぇ…」と言ったきり
空を見上げていた。
「Aはね、炭治郎と禰豆子の
出現も前もって教えてくれていたんだよ。」
お館様がそう言うと、三度
柱達から自分に向けられる視線。
「Aの口から話をするかい?」
そう言われてうなづくと口を開いた。
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作者名:杏 | 作成日時:2021年1月17日 10時