【鬼滅の刃】貴方との幸せな未来にむけて～続3～ (ページ24)

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告白　拾伍ページ24

まだ柱達はざわついている。

本当に未来から来たのか？
その情報は信じれるものなのか？

「皆にまだ話していないことがあるんだ。

その昔、始まりの呼吸が生まれて
まもなくして火の呼吸と水の呼吸が
派生したのは知っているね。
実はその時に虹の呼吸というものが
派生していたんだ。」

そう言うとお館様は続けた。

虹柱はどの代も女性だったが
素晴らしい身体能力を兼ね備え
煉獄家と同じように鬼殺を生業としていたこと、

ある柱の時にその柱の夫が鬼となり
柱は自ら責任を取る形で自害し
先代の元柱からは虹の呼吸の継承を
止めることを告げられたこと、

何代かに渡り先代のお館様が説得したが
首を縦に振ることはなく、虹柱の存在は
忘れられていったと。

初めて聞くその話に私はお館様が
お話し中であるにも関わらず顔を上げて
お館様の顔を食い入るように見つめた。

「突然の話で驚かせてしまったね。」
お館様は柱達の顔を見た後、私の顔を見た。

「虹柱となる子には生まれつき特徴が
あったそうだよ。
栗色の髪は日に当たると虹色に輝き
その瞳は琥珀色で、虹彩はまるで
瞳の中に虹を見ているかのような
輝きを放っていると。」

そうお館様が話をすると
柱達が一斉に私に注目するのが分かった。

「僕はこう思うんだ。
虹柱の子孫であるAがこうして
この時代に来ていること、しかも
鬼舞辻無惨を倒すための情報を手に
来てくれたことには意味がある。
長年続いたこの戦いを僕の代で
終わらせるべきだと。
皆はどう思うかな？」

しんと静まり返る中、口を開いたのは
杏寿郎くん。