告白 拾肆 ページ23
今回は蜜璃ちゃんがお館様への
挨拶権をゲットした。
蜜璃ちゃんも杏寿郎くんも不死川さんも
本当に綺麗な日本語で挨拶してる。
すごいなぁ。
そんな事を考えていたら
お館様が声をかけた。
「ありがとう、蜜璃。
今回は紹介したい人がいて
集まってもらったよ。
杏寿郎に継子ができた事は
この前の柱合会議で皆に話したね。
Aこちらにおいで。」
いきなり…
「ぎ、御意…」
「牧野様、こちらからお上がりください。」
杏寿郎くんを見ると優しく微笑んで
うなづいている。
私もうなづくとお館様の隣に移動した。
「中にはすでにAに会っている
柱もいるようだね。
Aは約一年前に令和という今から
100年以上未来の時代からやってきたんだ。
その時代に鬼はおらず皆が平和に
過ごしている。」
杏寿郎くんとしのぶちゃん以外は
初耳だから他の柱達はざわついている。
お館様は人差し指を口に当てて
話を続けた。
「どうしてここにAが来たのかは
分からない。
でもね、Aがいた世界では
鬼舞辻無惨や鬼殺隊、もちろん皆の事も
架空の物語として語られているそうだ。
Aはその物語でこれから起こることや
鬼舞辻、十二鬼月の情報を私に教えてくれている。
この情報をもとに柱である皆には
これから誰一人欠くことなく戦って欲しい。
今ここにAがやって来たのは
きっと何か意味があることだと思っているよ。
Aは自分も鬼殺隊となり一緒に
戦いたいと申し出てくれたんだ。」
皆の視線が私に集中している。
怖くて顔は上げれない。
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作者名:杏 | 作成日時:2021年1月17日 10時