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告白 拾弐 ページ20

「Aか! やっぱり隊服着ても
いい女だなぁ。
煉獄のとこなんか辞めて俺んとこ来い!
派手派手に可愛がってやるぜ。」


あ、この煩い感じ…宇髄さんだ。
ちょっと苦手だな…と思っていると
私の目の前には杏寿郎くんの背中。

あれ?さっきまで悲鳴嶼さんと
離れたとこで話してたのに。




「音柱、俺の継子に何か用か?」

「…ははぁん、そう言うことか!
分かった、分かった。
Aには手ぇ出さねぇよ。
そのかわり、手ぇ離すんじゃねぇぞ。」

「うむ!何の話だ!」

「何でもねぇよ!
相変わらずでけぇ声だな。煩いわ。
でも何でAまでいるんだ?
今日は柱合会議の臨時収集だろ?」



で!ですよね…
やっぱりそう思いますよね。

杏寿郎くんの羽織をきゅっと握った。


その時「Aちゃ〜ん!!」

パタパタと足音を立てて走ってきたのは
蜜璃ちゃん!
「蜜璃ちゃーん。」と私も走ると
手を叩きあってジャンプした。

「鬼殺隊になったんだね!
おめでとう。凄いわ。」

「ありがとう!」

「Aちゃん!!」
急に顔を真っ赤にして口に手をあてている
蜜璃ちゃん。
顔を近づけると、小さな声で
「煉獄さんとお揃いの指輪してるって
やっぱりそういうことなのね?」と。

自分の左手と杏寿郎くんの左手を見ると
あの指輪をしたままだった。

慌てて羽織で隠すと、杏寿郎くんのそばに行き
小さな声で「杏寿郎くん、指輪したままだよ。
外して。」と伝えたら
「何故だ? 外す意味があるか?」
といつもの大きな声で返事をするものだから
私は真っ赤になってしまった。

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作者名: | 作成日時:2021年1月17日 10時

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