アイドルだから恋しちゃ駄目なの？そんなの不公平【ARS・Nino】～完結～パート２へ (ページ9)

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『私の携帯に二宮さんのアドレス、電話がメールで送られてきたんですよ』

和也『送りましたからね』

『登録しないといけないじゃないですか』

和也『まぁ、そうなりますね』

雅紀『間違ってボタンを押してしまったって事？』

『はい』

和也『じゃ、なんで言ってくれなかったの？』

『マネージャーから止められてまして…、あはは』

し、視線が痛い。

私がテレビ見てたら絶対に私の事、恨むな

だって電話だよ？

雅紀『ではね、AちゃんのねVIPな事に参りましょう』

話をガラっと変えるかのように明るく大きな声で

画面にはAのVIPな事と大きく書いてある

“嵐が超大好きなハードな嵐オタ”

“嵐のコンサートにはずっと行ってる！”

“嵐のメンバー全員のコンサートリハをみたい!!”

画面から私の映像へ

和也『相葉さん』

雅紀『はい』

和也『これってVIPな事なんですか？』

ニノが腕を組んで左手で口元を触る。

雅紀『俺達からしたらVIPな事だよ。』

笑いが走り出す。

『いや、取材を受けたのがほとんど嵐好きって言ったら嵐の話しかしなくなって』

和也『そんなことはありません。んふふ、カンペに書いてますけど』

『き、気のせいですよ』

雅紀『俺ねAちゃんの大ファンなんだよね』

『はい』

雅紀『でね、これは俺が司会って思った瞬間めっちゃ喜んでさ』

『ありがとうございます。』

雅紀『んじゃアドレス交換してるしさ、ニノより俺の方がずっと前からファンだったのにさ』

和也『それは相葉さん、自分で聞きなさい。』

低い声、高い声の笑い声

私も笑ってる。