アイドルだから恋しちゃ駄目なの？そんなの不公平【ARS・Nino】～完結～パート２へ (ページ6)

今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:10,793 hit

６ページ6

プルルルルッ

『もしもし？』

『に、二宮さん、』

和也『どうかした？』

『間違えてかけちゃって…』

和也『そうなの？あら、残念』

『ざ、んねん？』

和也『俺、今日のAちゃんの歌聞いてファンになったからさ』

『ファンっ!?//』

和也『そ、ファン、俺さ好きな歌手とかあんま居ないけどAちゃんは特別１位だよ』

そんな事、言われたら

私、ニノファンになっちゃうよ？

私は、嵐全般で好きなのに、

でも間違えて押して正解だったかもしれない

憧れ、いや大好きな“嵐の二宮和也”と電話しているのだから。

『私だって嵐は特別１位だもん！』

和也『えー』

『嘘だと思ってるでしょ、ほんとなんだからね!!』

和也『んふふ、嘘ですよ、Aちゃん明日の収録なんなの？』

『ちょっと待ってね』

鞄からスケジュール帳を取り出す。

明日は、ひみつの嵐ちゃん、VIPリムジンの収録

でも収録の事は誰にも言っちゃダメとマネージャーに言われてるから。

『明日は雑誌の撮影ですよ』

和也『そっか、俺はねVIPリムジンの司会』

『司会!?』

司会だったら私が来る事…

和也『じゃ、ないほう』

『そうなんだ(汗)』

危ない危ない危うく言いそうになってしまった。

和也『もしかしたらAちゃんがゲストだったらなぁって思って聞いたんだけど違うかったね』

『そ、うだね…』

あたってるよ

私、行くの

明日、VIPリムジンにね…？

和也『じゃ、もう眠たいでしょ』

『うん…』

和也『おやすみ、ばいばい』

『ばいばい』

私はすぐに電話を切った。

通話時間：６分

と電話の画面には書いてあり

『今ので６分ってはやいね…』

私はきっとこの電話からおかしかったのかな？

・

・