ご主人様の言う通り (ページ6)

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「入れてあげよっかって何をです？」

智「モモちゃんだよ」

「私を…？」

智「他に誰がいんの(笑)」

「いや…私一応女ですよ？」

智「モモちゃんはモモちゃんでしょ？」

確かにここにきた時に、"女”は捨てたけど…

「私も一応、女であって、女じゃないけど、ほんとは女なわけで…女だから、でも女じゃなくて…」

智「モモちゃん何言ってるの？(笑)」

「いや…あの」

智「言いながら、わかんなくなっちゃった？(笑)」

「つまり…これでも女なんですよ？私。」

智「知ってるよ～そんなこと。見たらわかるしね(笑)」

「なのにあんな『入れてあげよっか』なんて…」

智「うわぁ、もしかしてモモちゃん。照れてるのぉ？かぁわい♡」

「べ、べつに、照れてませんよ？」

智「ふふ。冗談だよ！モモちゃんからかうの面白いね(笑)」

「…なんなんですか」

智「…怒っちゃった？」

「別に怒ってません！」

智「怒ってるじゃん…ごめんね？モモちゃん許して？」

なんて、可愛い顔して言ってくるもんだから、許しちゃうんだなぁ。ずるいよ智くん。

「…いいですよ」

智「ふふ。モモちゃんいい子いい子。」

そう言ってふわっとした笑顔で私の頭をよしよしする。この笑顔には絶対勝てない気がした。

智「ゆっくり入っておいで」

「うん」

智「あぁーーー！タメ語でた！」

「あっ！ごめんなさい！」

智「そうじゃなくて、」

「じゃなくて？」

智「可愛い(笑)」

あーダメだ。
そう思った私は、逃げるようにお風呂に駆け込んだ。