ご主人様の言う通り (ページ27)

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櫻井「おっ、智くんまたCD出すんだ」

彼の目の先には、さっき和と見ていたポスター。

「凄いよね…」

櫻井「だろ？うちの智くんは凄いんだよ」

自慢げに話す翔くん。
ほんとに皆仲がいいんだな

櫻井「あっ、そうだ！潤の店寄ってく？」

「いいんですか…？」

櫻井「お店すぐ近くだし」

へぇ…そんな近くにお店あったんだ。

・
櫻井「ここ、ここ」

「すごく立派なお店だね」

櫻井「だよな！そんで美味いんだよ」

私達はその立派なイタリアンのレストランに入る。

店員「いらっしゃいませー。二名様ですね」

櫻井「はい」

店員「あっ、櫻井さんでしたか！こちらへどうぞ」

個室に案内される。
どうやら櫻井さんは個室の方が好きみたいだ。

…だけど、緊張するな、、

店員「ご注文はどうされます？」

櫻井「いつもので」

店員「お姉さんはどうしますか？」

お姉さん。
あっ、私か。

「えーーと」

櫻井「あっ、2人分いつもの持ってきてもらえる？」

店員「かしこまりました」

「翔くんありがとね。こういう所慣れてなくて…(笑)」

・
櫻井「モモ、さ。彼氏とは…どうなった？」

戸惑いながらも、ちゃんと私の目を見て聞いてくる。

「…分かんない。だけど、もう終わりかな…」

櫻井「モモはそれでいいの？」

「うん。」

櫻井「なら、早めに連絡先消しなよ。また迷惑かけられたら……ね？」

「そだね。翔くんは過保護だなー(笑)」

櫻井「心配だからね」

「…ふへ」

思わず、飲んでた水を吐き出しそうになった

櫻井「急にどーしたの(笑)」

「う、ううん」

「心配だからね」
和と一緒。爆弾を落としてくる。
計算なのか、天然なのか…

私の心がついて行かないよ…

かき乱されていくばかり。