『日常』の裏の『"非"日常』。-1- 【ARS】

マインクラフトPE実況・9 ページ13

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2階にある部屋から階段を降りていく。



今日でこの階段、何往復したんだろう・・・(笑)



そう思いながら階段を降りて玄関に向かうと、そこにはリュックを背負って、小さなクーラーBOXを肩に提げたキャップ・・・もとい、サトが居た。



高校に向かった時は提げてなかったのに、クーラーBOX……いつの間に持ってってたの・・・(笑)



そんな事を考えていたら、サトがあたしに気が付いた。



智「A！ただーいま。」



「おかーえり〜。今日も釣りしてきたの？ww」



智「ぅん。ちょっとだけね……？ダメだった・・・？」



そう言ってサトは少し潤んだ目であたしを見つめてくる。



サトは、いつも週末に釣りばっかしに行ってるから、その度にあたしが抑えるように言ってる。



だから今回も言われると思ってビビってんだね(笑)



「んーん、ダメじゃないよww……でも行き過ぎは体壊しちゃうよ？程々にしてね？(笑)」



智「ありがとぉ〜。」



サトがそう言った瞬間、目の前が真っ暗になって、あたし達が使ってる柔軟剤の匂いに包まれた。



あ・・・抱きしめられたのね。



サトには毎日抱きしめられるから、もう慣れちゃった(笑)



抱きしめられてる腕をやんわり外しながらサトに聞く。



「はいはい。・・・んで？これから魚捌くの？」



智「ん〜、夕飯の時で良いかな。とりあえず休憩する。」



「そっか。んじゃ、クーラーBOXキッチンに置いて着替えてきたら？」



智「ん、そーする。……ニノは？」



「ニノ今日バイトだって。18:30までには帰ってくるって言ってたよ。」



ホント、サトはニノが好きだねぇ〜ww



智「そっかぁ。……んま、とりあえずキッチン行ってくる。Aは？」



「あたしは今放送しててさ。サトが帰ってきたから一回抜けてきたの。サトとニノ以外は皆居るよ？」



サトにも放送の事を伝える。



智「あ、そうなの？」



「うん。皆でマイクラしてるよ？サトも来る？」



智「えぇ・・・だって皆で操作してるんでしょ？」



「いや、コントローラー2つしか無いから、あたしと潤くんが操作で、翔ちゃんとまぁちゃんにはコメント対応係やってもらってるww」



そう言うと、



智「んじゃ、行っても良い？」



…うん、まぁそう来るだろうね。(笑)



「あたしは別に構わないよ？」



智「じゃあ、ずっとAの事抱きしめてるね♪」



……えぇ〜・・・(苦笑)

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