14.幸せもの ページ14
まだご馳走は食べられないけど
子どもの誕生日はお母さんにも
感謝する日だってお義母さんが
ごちそうを作ってくれた。
もちろんお義父さんの自慢の中華も。
夏なのに一升餅を作るのにって
私のおじいちゃんがお餅つきしてくれて。
重たいお餅を背負わせてひまりを
歩かせたり。
一生食べる物に困りませんようにって
想いを込めてね。
おなかいっぱいになった所で
ご機嫌なひまりのお誕生日のお祝いをした。
素敵なプレゼントも頂いて。
女の子だからって雅紀くんのご両親は
雛人形をくれてうちの両親は市松人形。
母「毎年出してちゃんと片付けてあげるのよー。
じゃないと結婚出来ないとか遅れるとか言うから」
相「結婚？お義母さんまだ早いですよー笑」
あ「でもひまりにも私みたいに幸せになって欲しいもん。
雅紀くんみたいな素敵な方が現れて結婚出来るといいよね」
相「Aちゃん！
俺と一緒にいて幸せ？」
あ「どうしたの突然。こんなに幸せでいいのかなって思うよ。
毎日幸せに暮らしてます。」
相「Aちゃーん。俺の方がいっぱい幸せ
貰ってるよ」
相父「ほんとにこんなやつにこんないい子が
って思ったもんな最初。」
父「うちの家族も幻が見えるようになったのかって
くらいびっくりして。
テレビで見るまんまだったしなー。」
あ「色んな人に支えられて今幸せだもんね。
感謝しないと。」
相「俺もAちゃんとひまりが
食べる物に困らないように頑張って働くよー！」
ひまりが結婚するのは後20年以上も
先の話だろうけど雅紀くんに負けないくらい
素敵な男性連れてくると信じてるよ。
だってお父さんが雅紀くんだよ？
もう雅紀くん第二号か雅紀くんのお弟子さん？
って位中身がそっくりな人じゃないと
身近な男性陣があのアイドルだから
理想も高いだろうし満足出来ませんってなるよね
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作者名：まーこ | 作成日時：2016年9月9日 21時
