(11/4更新)お兄ちゃんと私part5 (ページ10)

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小さな反抗ーあなた×智翔雅紀潤ページ10

看護師『Aちゃん！そこ危ないから降りて？』

『ううん、大丈夫だよ』

看護師『そこ落ちたらAちゃん怪我しちゃうよ？Aちゃん怪我したらお兄ちゃん悲しいよ？』

翔side

お兄ちゃんが居ない間のAちゃんはやりたい放題
危ないよって言われたって怒られないからそこから降りなくってマイペース
病室でも待合室でも自由
でもお兄ちゃんが居なくってご飯はほとんど食べなくて痩せてくばかり
にのが居ない反動がAちゃんの行動に出てるって先生は言ってた
そんな日が続いたある日の午後
事件は起きた

にのが仕事で日本を離れてから数日
Aちゃんはにのが居なくって絶賛気分下降中
毎日病院にはみんなで順番に行ってるんだけど、お兄ちゃんが居ないっていう不安から全然ご飯も食べてくれなくっていまは点滴でなんとかしてもらってる
少しなら食べてくれる時もあるんだけどほとんど食べてくれない
１日中病室に籠ってぼぉーっとしてる
たまに一人で韓国の歌を静かに歌ってる時もあるんだけどね
そんな時に事件は起こった

最近元気な日も増えて少しずつ病室の外に出ることも増えたAちゃん
今日は久しぶりにみんなで病院
だけど俺だけ今日は半日仕事があって遅れて病院に
そしたらAちゃんが入浴室の手前にある洗面所でなにかをしている姿が見える
何してんだろ．．．って思って近づく俺

翔『何してんだよ！！』

洗面所でいまAちゃんが服用してる薬を流してるAちゃん
驚いてデカい声が出る
その俺の声に驚いてこっちを向くAちゃん

『しょ．．．翔くん．．．』

翔『お前いま何した？なに流した？』

潤『翔くん？あれ．．．A』

『ごめんなさい．．．』