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あなたの元に花を ページ48

晋太郎『２人だけの秘密ね？内緒だよ』









『うん、内緒』









晋太郎『ねぇ、天国の話って知ってる？』









『天国の話．．．？』









晋太郎『亡くなった人のことを俺達が思い出す度にね、天国のその人の周りにはたくさんの花が降るんだって』









『花．．．？』









晋太郎『そう。たくさんたくさん降るんだって』









『知らなかった．．．』









晋太郎『だから俺はたくさん思い出すようにしてるんだ。父さんや友達の周りには常に花が咲いてて欲しいから』









『私も、お母さんの周りには花が咲いてて欲しい』












晋太郎『じゃあたくさん思い出さなきゃね』









『そうだね。』









晋一郎side

病院から連絡が掛かってきたのはAが入院して３ヵ月経とうって時だった。
Aが知らない男性と病院を出ていく姿を別階の看護師が目撃したらしく直ぐに俺のところに連絡が来たみたいだ。









晋一郎『出てったってどういうことですか！？』









看護師『すいません、てっきり病室にいるかと思って．．．』









晋一郎『いつですか？何時頃出ていきましたか？連れ出した人の特徴は！』









看護師『１４時頃、中背中肉の男性と一緒に出て行ったそうです。Aちゃんは下を向いてたから表情は分からなかったみたいで．．．』









晋一郎『２時間前．．．、分かりました。ありがとうございます』









看護師『私達も捜索します！』









晋一郎『大丈夫です、誰が連れ出したのか目星が付いてるので．．．』









看護師『え？』









晋一郎『すぐ迎えに行きます』

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haichu0212(プロフ) - 本日知り、Part1から全て読まさせていただきました。すごく面白かったです。私も二宮担で神尾さんも推しているので嵐話が出てきたところは、すごく嬉しかったです!!!!これからも更新楽しみにしております！ (2021年8月1日 22時) (レス) id: 2f1fa5e2c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：にのかず(ぱある) | 作成日時：2021年6月27日 18時

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