つかの間の散歩 ページ41
晋太郎side
それから少しずつまたAが笑えるようになって
彼女の心のカウンセリングが始まって１ヶ月が経った頃
誰も教えてないはずの彼女の療養先の病院に彼女の兄がやってきた。
それはあまりにも突然の出来事であまりにも酷い再会の仕方だった。
晋太郎『Aちゃん』
『浅くん』
晋太郎『調子どう？』
『んー可もなく不可もなくってところかな？』
晋太郎『じゃあカウンセリングの前にちょっと散歩でもしに行く？』
『ふふ、行く』
晋太郎『よし、行こう』
それからAちゃんを連れて中庭まで
中庭は人もあんまり来なくってそれであって風が吹くと凄く気持ちよくって俺達のお気に入りの場所なんだ
此処に来るとAちゃんも凄く自然体の姿を見せてくれるし俺も自然体で居られるし
何より君が笑う横顔を見られるから好きなんだ
晋太郎『飲み物買ってくるね。何がいい？』
『りんごジュース！』
晋太郎『相変わらず好きだね』
『好みはそう簡単には変わらないから』
晋太郎『ちょっと待ってて』
それから俺は売店に飲み物を買いに行った
ほんの少し、ほんの数分彼女から離れただけだったのに
その隙にAちゃんはまた大きな傷を負ってしまった
なんでこう上手くいかないのかな
神様はAちゃんを少しいじめ過ぎじゃない？
彼女がこんなに苦しむことないと思うんだけど
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haichu0212(プロフ) - 本日知り、Part1から全て読まさせていただきました。すごく面白かったです。私も二宮担で神尾さんも推しているので嵐話が出てきたところは、すごく嬉しかったです!!!!これからも更新楽しみにしております！ (2021年8月1日 22時) (
レス) id: 2f1fa5e2c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にのかず(ぱある)
| 作成日時：2021年6月27日 18時
