無事に母の手に ページ44
れんくんの言葉にお母さんと思われる女性が振り返る
その顔はただ必死に大事なわが子を探している母親の顔で思わず俺が泣きそうになった
れんくんもお母さんの顔を見て安心したのか急に泣き出してる。
そりゃ1人で心細かったんだから大好きなお母さんを見つけたら泣けてきてしまうだろう
それはきっと俺だって同じだ
とりあえず無事に再会出来て一安心だ。
すぐに俺はれんくんをお母さんの腕の中に
こういう光景を見ると自分の家族のことを思い出す。
迷子になった日、母を探して泣きじゃくって再会して母に抱きしめられた時の温かさはいまもずっと胸の中にある
あの温もりは絶対に母にしか出せない優しさに溢れたものだ
れん『ママぁー...!!』
母親『れん...!!』
『れんくんよかったね。ママ見つかったね!』
れん『うわぁーん...』
母親『息子のこと本当にありがとうございました』
晋一郎『いえいえ、れんくんちゃんと自分の名前もお母さん達の特徴も覚えてたので助かりました。れんくんのお手柄です、褒めてあげてくださいね』
母親『れんが...?いつもこの子甘えん坊で忘れっぽい性格なのに...』
『きっとお母さん達に会いたいってれんくんが強く思ってたからお母さん達の今日の特徴覚えられたんだと思います。お母さん達に会うまで泣かずに頑張ったんですよ!』
母親『れん...おっきくなったね。本当にありがとうございました』
晋太郎『れんくんバイバイ!』
れん『バイバイっ、おにいさんおねえさん』
『ふふ、バイバイれんくん』
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ぱある(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» 大好きと言っていただけて嬉しいです! (2020年10月28日 18時) (レス) id: a6bbc747f6 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - お久しぶりです!この作品、大好きでいつも楽しく読ませていただいています!むりせずにのかずさんのペースで頑張ってください、私は気長に待ってます! (2020年10月21日 20時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にのかず(ぱある) | 作成日時:2020年10月5日 13時