手を貸さなきゃ ページ40
晋一郎『なに食べます?』
晋太郎『温かいのがいいよね』
航『ちょっと離れます?』
晋一郎『それのほうがいいかもね』
『お兄さん達ちょっと此処で待ってて?』
航『え、Aちゃん??』
晋太郎『何処行くの!?』
晋一郎『A!』
『ごめん、すぐ戻ってくる!』
晋太郎『行っちゃった...』
晋一郎『行っちゃいましたね...』
航『この人の量ですよ...。迷子になりませんかね』
晋一郎『分からない...』
ーーー
あなたside
お兄さん達を置いて私は一目散に人の波の中に
どうか...どうか近くに居て
あまり遠くに行かないで
すぐに助けてあげるから...
何処...何処にいる?あぁ、見つけた!
『ねぇぼく、1人?ママは?』
男の子『あのね、ママいなくなっちゃった...』
そう言いながら泣き出したその子をそっと抱き締めた
こんな大人ばかりの中に小さい子が1人ぼっち。
それはかなり怖い事だから...
三賀日終わりの繁華街、よからぬことを考えるような人だって居るかもしれない
ただでさえ心細いのに何かあったら一生心に傷を負う出来事になるかもしれない
そんなの許せないから
『そっかそっか、怖かったね。お姉さんが一緒にママ探してあげる』
男の子『ほんとう...?』
『うん、約束!ママとは何処で離れたの?結構歩いた?』
男の子『あのねママとおもちゃかいにきて、ゆーちゃんがね』
それから私はその子の話を聞いてからその子の手をしっかり握ってお兄さん達の所へ
きっと一緒に居たほうが見つかりやすいから
私1人より人数が多い方が知識も増えるから
137人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱある(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» 大好きと言っていただけて嬉しいです! (2020年10月28日 18時) (レス) id: a6bbc747f6 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - お久しぶりです!この作品、大好きでいつも楽しく読ませていただいています!むりせずにのかずさんのペースで頑張ってください、私は気長に待ってます! (2020年10月21日 20時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:にのかず(ぱある) | 作成日時:2020年10月5日 13時