この日々が幸せ ページ29
晋一郎『はいはい、お待たせしました!やっぱり短いですよね?』
晋太郎『短い!こんなの連れ出せないよ?』
晋一郎『ズボンにしたらって言ったんですけど』
『だってズボンだとせっかくの初詣が気分下がっちゃう』
晋太郎『神様もびっくりしちゃうよ(笑)』
『大丈夫だよ、神様は寛大な方だって習ったから!』
晋太郎『こんな格好で外出て風邪引いたらどうするの!』
『ふふふ』
航『なんで笑ってるの?(笑)』
『お兄さんと浅くん同じこと言ってるなぁーって』
晋一郎『それは心配だからで...!』
『なんか本当に兄妹みたい。年上のお兄ちゃん2人って感じ』
航『確かに言われてみれば!』
『駒ちゃんは私と同じだから弟かな』
航『4人兄妹?』
『そう紅一点!』
晋太郎『兄妹なら尚更お兄ちゃんの言う子聞かないとね?神尾くん』
晋一郎『そうですね、兄として妹を守らないといけませんから』
『わぁ、やだやだ!怖いー』
航『じゃあ僕も...』
『駒ちゃんにまで裏切られた...!』
なんて言いながらもちょっとこのやり取りが楽しいななんて思ってる。
今までならそんな些細な幸せにも気が付かないくらい目の前の、自分の置かれている状況を受け入れて波風立てないように生きるのに必死だったから
本当はこういう世界を望んでた。
お兄さん達とは歳が離れてるからきっと私を年の離れた妹、もしくは助けた子ってただそれくらいの印象にしか思ってないのかも知れないけど私はその何気ないやり取りや与えてくれる気遣いにさえお兄さん達の優しさと愛を感じて安心して幸せになってる。
お兄さんのところに来てよかった
あの時お兄さんが迎えに来てくれて本当によかった。
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ぱある(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» 大好きと言っていただけて嬉しいです! (2020年10月28日 18時) (レス) id: a6bbc747f6 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - お久しぶりです!この作品、大好きでいつも楽しく読ませていただいています!むりせずにのかずさんのペースで頑張ってください、私は気長に待ってます! (2020年10月21日 20時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にのかず(ぱある) | 作成日時:2020年10月5日 13時