私に似合うからと ページ19
『わぁ、可愛い．．．！』
晋一郎『Aちゃんに似合うと思って』
『いいの．．．？これ絶対高かったよね？』
晋一郎『値段そういえば見てなかったな．．．』
『えぇ、絶対嘘！こんなの私なんかに買っちゃってお兄さんお金の使い方間違ってるよー．．．』
晋一郎『間違ってないって(笑)それにAちゃんネックレス、全然持ってないでしょ？』
『なんでそれ知ってるの．．．？』
晋一郎『いつもそのネックレス付けてるから。それにきっとこっちに来た時に置いてきたのもあるんだろうからあげたかったんだ』
『ありがとう、お兄さん』
晋一郎『そのネックレス、馬蹄の形なんだよ』
『馬蹄？』
晋一郎『馬の脚に付いてるのあるでしょ？あれが馬蹄』
『あ、あれって馬蹄って言うんだ．．．。でもなんで馬蹄？』
晋一郎『馬蹄のネックレスには幸せを受け止めてその幸せが逃げないように溜め込んで幸運をもたらすって言われてるんだって』
『幸せ．．．』
晋一郎『だからAちゃんに似合うと思ったんだ。これからは幸せの多い人生であって欲しいから、笑ってて欲しいから』
『──っ、お兄さんのとこに来ただけで私充分幸せなのに．．．』
晋一郎『それでもちゃんと形として残したいから。もちろんこれからも幸せは守るよ』
『ありがとう．．．』
晋一郎『それともう１個はこっち』
なんて言ってお兄さんは私を玄関まで連れて行く
なんで玄関なんだろうなんて思ってたらお兄さんが靴箱から箱を取り出して蓋を開けて私の前に置いてくれた。
そこに入っていたのは今どきの２０代のThe女の子って感じの人生を楽しんでるような子達が好んで履いてるようなとてもお洒落でかわいいパンプスだった
なんでお兄さんってこんなにセンスがいいんだろう
自分のモノだけじゃなくって女の子のセンスも熟知してるなんてやっぱりお兄さんはすごい人なんだな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 137人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱある(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» 大好きと言っていただけて嬉しいです！ (2020年10月28日 18時) (
レス) id: a6bbc747f6 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - お久しぶりです！この作品、大好きでいつも楽しく読ませていただいています！むりせずにのかずさんのペースで頑張ってください、私は気長に待ってます！ (2020年10月21日 20時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にのかず(ぱある)
| 作成日時：2020年10月5日 13時
