先を越された贈り物 ページ17
晋一郎『これ全部Aちゃんが作ったの？』
『うん、お兄さんには劣るけど．．．』
晋一郎『ありがとう。すごく美味しそうだよ。さあ食べよう』
『うん』
それからお兄さんと２人っきりのクリスマスパーティー
だけど全然寂しさなんて感じなかった
ご飯が終ってケーキも食べ終わってそれから私はお兄さんに声を掛けた
『お兄さんちょっといい？』
晋一郎『ん？どうした？』
『えっと、あの．．．こんな日だからいつもの感謝を込めてプレゼント用意したの』
晋一郎『え？』
『お兄さんの好みとか分からなかったから気に入ってもらえるか分からないけど．．．』
そういって渡したクリスマスイブのプレゼント
少し戸惑った顔してるお兄さんを見てやっぱり重かったかなってちょっと不安になった
晋一郎『いいの．．．？』
『うん』
晋一郎side
夕飯が終って片付けも終わって２人分の飲み物でもって思ってたらAちゃんから声が掛かった
どうやら何か話があるみたい
ソファーに座ると彼女は少し恥ずかしそうに青いリボンが付いた箱を俺に渡した。
あぁ、この子はちゃんと考えててくれたんだ
そんな素振りなんて全く見せずに、だけどちゃんと準備しててくれたんだ
友達って立場でも、曖昧な関係でもちゃんと俺を見ててくれたんだ
なんだかそれが凄く嬉しかった
俺もプレゼントをそろそろ渡さないとって思ってたのに彼女が先に俺に対するプレゼントを差し出しちゃうから俺は少し負けた気がした。
正直自分のことなんて考えてなかったし貰えるなんて期待もしてなくて俺はAちゃんの笑顔が見れればそれでいいと思ってたから物凄く驚いたんだ
晋一郎『開けてもいい？』
『どうぞ』
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ぱある(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» 大好きと言っていただけて嬉しいです！ (2020年10月28日 18時) (
レス) id: a6bbc747f6 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - お久しぶりです！この作品、大好きでいつも楽しく読ませていただいています！むりせずにのかずさんのペースで頑張ってください、私は気長に待ってます！ (2020年10月21日 20時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にのかず(ぱある)
| 作成日時：2020年10月5日 13時
