いつかいい思い出で上書きを ページ15
『うわぁ、本当だ!真っ白!』
晋一郎『今年はホワイトクリスマスになったね』
『ホワイトクリスマスなんて私が小さい時以来見てないかも...』
晋一郎『俺も暫く見てないな...』
『やっぱり温暖化?』
晋一郎『んーだろうな』
『ねぇ、お兄さんは冬って好き?』
晋一郎『Aちゃんは?』
『いまは好き』
晋一郎『昔は嫌いだったの?(笑)』
『嫌いだった。寒い冬に亡くなったから...、泣きながら見上げた空に雪が降ってて余計に悲しくなったから。それ以来冬が大嫌いになったの』
晋一郎『そんな悲しそうな顔しないでよ』
『ごめんね、やっぱりダメだな。何年経っても思い出しちゃう』
晋一郎『Aちゃんのせいじゃない、それはお母さんだって分かってるよ』
そう言いながらも俺はそっと彼女の頭を撫でる
どうしても自分のせいだと悲観しがちな彼女だから、その度に俺が違うって言い聞かせようって決めた。
きっとAちゃんは優しすぎるから全部背負ってしまって、人の悲しみまで自分のことのように受け取ってしまうから人一倍辛くなるんだと思う
それはとても人としてはいい事なのかも知れないけどAちゃん自身の為には良くないから
上手くストレスを吐き出せるよう、吐き出せる環境を作ってあげなきゃ
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ぱある(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» 大好きと言っていただけて嬉しいです! (2020年10月28日 18時) (レス) id: a6bbc747f6 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - お久しぶりです!この作品、大好きでいつも楽しく読ませていただいています!むりせずにのかずさんのペースで頑張ってください、私は気長に待ってます! (2020年10月21日 20時) (レス) id: 619493ea8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にのかず(ぱある) | 作成日時:2020年10月5日 13時