JUMPに癒し系女子がいる件。part 3

2 ページ44

Aside


薮ちゃんが、私の方を見てふふ、と笑うのが分かったから、









「え、何？






なんか変な顔してた？私」









と聞いてみたけど、薮ちゃんはううん、の一点張りで。









何のことか聞かないと落ち着かないから問い詰めてたら、









宏「ずーっとこうして笑ってたいって思っただけだよ」









って、ちょっと真剣な顔をして言った。









宏「こうやってAがいて、涼介がいて、侑李がいて裕翔がいて、圭人も大ちゃんも高木も、伊野尾も光も」









宏「みんなが俺の側で笑っててくれれば、それでいい」









その言葉はまるで、








『何年先も一緒にいよう』









そう言われてる気がして。









思わず泣きそうになった。









「薮ちゃんの周りには絶対私たちがいるよ。








何があっても離れないんだから！」









と、泣きそうになるのを堪えて、薮ちゃんに宣言した。









薮ちゃんは少し驚いた顔をしたけど、








すぐにあのファンの子も、私も大好きな笑顔で笑って、









宏「うん」









と、頷いた。









そして2人で顔を見合わせて笑った。









こんな毎日が、ずーっと続きますように。









薮ちゃん、おめでとう。

移行します！→←紅一点と最年長。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す