JUMPに癒し系女子がいる件。part 2

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Aside


フライングダイナソーにも乗って、スパイダーマンやジョーズにも乗った。



どうしても日帰りになってしまうから、あんまり長居はできないけど、



「ねぇ、お願い！

パレードだけは……！」




空も暗くなって、私はみんなに頭を下げていた。



明日も仕事なのは分かってる。



でも、私はどうしても夜のパレードが見たかった。



光「何でそんなにパレードにこだわるの？」



光くんからの問いに、私は


「あんまり言いたくなかったんだけど……」



うん、と頷いた彼ら。


「私、小さい頃から両親いないじゃん？

修学旅行とかで来たことはあるけど、どうしてもパレードだけ見れなくて。


生まれてから今まで、ここのパレード見た事ないんだ、」



だからお願いっ、と再度私は9人に手を合わせてお願いした。


すると薮ちゃんが


宏「明日の仕事早い人は？」


と、みんなに問いかけた。


すると、みんな昼前からとか、夕方からとかで。



それを見てうん、と頷いた薮ちゃんは


宏「早く場所取りしないと、見れないよ？」


って、あのいつもの笑顔で笑った。



「え……いいの!?」



宏「姫の頼みですからね(笑)」



光「俺らだって反対する気なんかさらさら無かったよ(笑)」



私は本当に嬉しくて、



「ありがとう!!」


と言うと、場所探しにみんなを連れて行った。

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