君が好き【ARS】 Part１

＃２２　山夫婦 ページ23

和也side


Ｓ「あっ、リーダーお帰りー！！」

翔さんは手を拭きながら
首を玄関の方に傾けて叫んだ。

翔さんが玄関に駆けていったから
俺もついていってみた。


Ｏ「ん。やっといてくれた？」

翔さんが大野さんからレジ袋を受け取る。

大野さんは靴を脱いでる。


Ｓ「うん！ニノが手伝ってくれてさー
　肉も切っといたよ！」

Ｏ「ありがと、あぁ疲れたー」


いや、そんな遠くないし
そんなに重くないでしょうよ


Ｓ「お疲れー」

………


Ｎ「あんた達は夫婦ですか！？」


Ｓ「え、どっちが妻？ww」

Ｏ「翔くんだよ」

Ｎ「このおじいちゃんに妻は無理でしょうから
　…ねぇ？」

Ｓ「え、俺が妻！？ｗ」

Ｎ「ですねーｗ」


Ｓ「…ふつつかものではありますがどうぞよろしくお願い致します。」


Ｏ「僕の奥さんー、お腹空いたー」

Ｓ「それは……旦那様の役目でおねがいしますｗ」

Ｎ「家事の出来ない奥さんを持つと大変ですねぇ」

「米は炊けるよ」翔さんが言ってるけど
料理に分類されないでしょうｗ


Ｎ「俺なら料理くらいはできますよ
　少なくとも翔さんよりはww」

Ｏ「んー、僕は翔くんでいいやー」


大野さんはやっぱり翔さんにデレデレだな……

Ｓ「じゃあ、俺がニノを嫁にもらうわー」

Ｎ「そうしますー？ね、しょーお」

Ｏ「は！？僕じゃ嫌なの…」

あーあ…

大野さん、冗談として受け止めなさいよー

そんなにショック受けっちゃってｗ


Ｎ「冗談でしょうよｗ」

Ｓ「ふはははっwww」

翔さんは大野さんの落胆ぶりを見て爆笑してるみたい

否定してあげなさいよーｗ

大野さんがかわいそうだわ


大野さんにバレないように翔さんをつついて

合図を送ったんだけど…


Ｓ「んな事ないけど…？」

って大野さんに微笑みかけただけで


翔さんは困ったような笑みを浮かべ

大野さんは不満そうで沈黙が続く…


Ｓ「っあー、腹減った！」
Ｎ「俺もー
　玄関になんかいないで早く作って食べよっ」

翔さんが喋ってくれたから、のって沈黙再発防止！

Ｏ「うん」

翔さんに続いて玄関から出る。

廊下で大野さんに耳打ち


Ｎ「冗談で言ったんですよ、あんまり落ち込まないの！
　落ち込んでる大野さん見たいと思わないですよ？」

Ｓ「俺はリビングにいるからお２人さんよろしく」

Ｎ「任せなさいよ！」

Ｏ「おうっ」

俺のお陰で大野さんも少しは復活したね

………いや、翔さんに頼られたのが嬉しいほうが大きそうだな

＃２３　超能力→←＃２１　必死で考えた話題

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す