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翔side
雅「……翔ちゃん？予言、ちゃんと出た？」
ふぅ、と一息ついたあと、雅紀が聞いてきた。
「ちゃんと出てるけど………予言したこと、覚えてないの？」
雅「そーなんだよー………しかも、出た予言は、意味が分からないことが多くて、解読するのが大変な時もあるんだ。今回は、どう？」
恐る恐る聞いてきた雅紀に、俺は雅紀が予言した内容を書いた紙を手渡した。それを眺めて、雅紀は呟いた。
雅「俺には理解不能だよ………」
そして、翔ちゃんは分かる？って俺を見た。俺は雅紀から紙を受け取り、答えた。
「まぁ、一応、多分だけど、分かった」
俺のこの発言に大きく目を見開き、驚き顔になった雅紀。かと思うと、俺の肩に両手を置き、これでもかっていうくらい俺の体を揺さぶった。そして興奮ぎみに早口で言った。
雅「翔ちゃんマジで！？早くない？凄くない？頭良すぎだよ！さすがエリート大学出身！ねね！俺にも分かるように、説明お願い！！」
「わ、分かったから！落ち着けって！てか、まず、離せ！あと、なんで大学を知ってんだ？」
雅「大学はユニ情報だよ！それよりも、早く解説してー！！」
「だから！離せっつってるだろ！？」
雅紀が何とか落ち着いたのは、５分後のこと。ようやく、俺は自分の考えを話し始めることができた。
「まず、『汝がカケル者ならば』のところね」
俺は雅紀の予言を書いた紙を指でさしながら雅紀に言った。
「俺の名前の『翔』は『翔る(かける)』とも読めるわけ。だから、『ミヤビ・ヘイワ・ホウジュンな者たち』のところも、おそらく、『雅』『平和』『豊潤』という漢字が名前に入っている人間と共に行動しなさいってことだと思う。しかも、俺を助けてくれる人っていう条件つき……………俺はこう考えたんだけど、雅紀はどう思う？」
全て話したあと、ふっと紙から顔を上げると、口をあんぐりとアホみたいに開けっ放しの雅紀がいた。
……………あれ？俺の考え、おかしかったかな？
もう一度、雅紀？と声をかけると、雅紀の目がキラキラしだした。
雅「…………翔ちゃん！」
「……はい？」
雅「…………サイコー！天才！さすが！名探偵！凄い！エリート！かっこいい〜！」
「…………どっかのネジでも取れたか？１０本くらい一気に」
雅「ネジ？何それ？……じゃなくて！予言の解説！翔ちゃんの言った通りだよ、きっと」
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蘭々(プロフ) - 美唯さん、コメントありがとうございます！初めてのコメントで、嬉しいです…(泣)これからも頑張っていきます！よろしくお願いします！！ (2015年5月10日 13時) (
レス) id: 7a80d1c54d (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 作品を見つけ楽しく読ませていただきました(笑)続き楽しみにしてます(笑) (2015年5月10日 12時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭々 | 作成日時：2015年3月14日 21時
