雨と虹

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緑








部活に彼が戻ってきた



「また、お願いします」


金髪を黒髪に戻し

文字通りの好青年になって





緑「流星、おかえり」

青「おう、トモに追いつける気はせえへんけど頑張るわ」



それから１ヶ月後に迫る文化祭の為に本格的な練習が始まった


俺が出るのは合計4つ




部員全員で踊るオープニングとエンディング

それと流星とのダンス、ソロダンスがある





流星とのダンスはホンマに久しぶり

怪我明けやから無理するなって顧問に言われたけど

もうバッチリだから大丈夫やで









部活終わり公園で2人で練習する

こんなの小学校以来かな





青「ここさ、この振り付け入れへん？」

緑「え、うん！そうしよ！」



流星が提案した振りはなんだろう懐かしい







赤「トモ〜！流星〜！」

緑「大毅！？」

青「おー大毅！久しぶり！」



公園に大毅が来た

真冬かってくらいの厚着して

多分オトンに言われたんかな









赤「これな俺が握ってん！お腹すいたやろ？」

緑「え、大毅料理できたん？(笑)」

赤「うっさいわ(笑)」




公園のブランコに座っておにぎりを食べる

簡単な塩おにぎりやけどホンマに美味しい






青「美味しい」

赤「良かった…。そういえばさ懐かしい振り付けしとったな」

緑「え？」

青「やっぱ大毅は分かった？」




嬉しそうに笑う流星








赤「俺らが3人で初めて踊った振り」

緑「…、あっ！」

青「っ、ちょ、うるさいわ(笑) 」









赤「俺絶対見に行くな！！！」

青「おう！待ってるで」



3人で帰るいつも1人で通る道


流星を駅まで送る







緑「じゃあ学校でな」

青「うん。文化祭の日待ってるで大毅」

赤「おう！」






赤「よっしゃあ、乗って！帰るで〜」



自転車の荷台の部分をトントン叩いて乗ってと催促してくる







緑「え、いやいいよ俺が運転する」

赤「ダメ！リハビリや手伝って」


って半ば無理やり俺を後ろに乗せ坂を思いっきり下る







赤「いくでー！！」

緑「え、、ちょっ、、スピード出しすぎ、！」



2人で切る風はこんなにも気持ちいものなのか









神様





どうか





この幸せを





永遠に









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