023. ページ23
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緑
赤「オトンってホンマに分かりやすいから自分の気分が高い時はプリン、低かったり悪いお知らせがある時はゼリー買ってくるねん」
緑「そうなんや(笑)」
赤「やから昨日も何となく悪いこと言われるんやろうなって察してた」
さっきの涙は嘘のようにいつも通りの大毅に戻った
でもきっと俺が帰った後、悩んで、恐怖と戦ってるんやろうな
そんな時でも俺らの前では笑顔で居てくれる大毅はやっぱり凄いで
赤「�陲舛磴鷓Ｆ�は家族サービスの日なんやて(笑) 遊園地行くって言ってたわ」
緑「そっか。医者の家族って中々遊べへんからのんちゃんも嬉しいやろうね」
赤「なんであんな男からあんなに可愛い子供生まれるんやろ(笑)」
緑「お母さん似なんちゃう？(笑)」
やっぱり大毅は俺の太陽で
今までも、これからも
俺の中で熱く、暖かく輝き続ける
.
それから一週間後
大毅の手術日が決まった
大毅は個室に移動して
俺らは透明のカーテン越しにしか会えへんくなってる
赤「なぁ、トモ？」
緑「ん？」
赤「淳太と会うてる？」
緑「最近は会ってへんな」
赤「俺もやねん。来てって言ってくれへん？」
大毅は淳太くんのこと大好きやからね
承諾して淳太くんの病室に行く
でも、そこに淳太くんの姿はなかった
嫌な予感がしてナースステーションに走る
「廊下走んないの！！」
緑「すんません！」
看護師さんに怒られながらもナースステーションに着くと�陲舛磴鵑�すぐ出てきてくれる
紫「ん？何かあった？」
緑「…じゅ、淳太くんは？」
紫「あ、淳太なターミナルケアに移ってん」
緑「ターミナルケア？」
紫「そう」
ターミナルケアっていうのは
治療よりも残された生活を心穏やかに過ごして貰えるように努めよう
ってやつって�陲舛磴鵑�教えてくれた
それって治療をやめて死ぬ準備をするってことやんな
前、淳太くんと話した記憶が蘇る
『もう手術できへん』って
『大毅は俺を卒業せなあかん』って言ってた
それに、あの寂しそうやけどどこか穏やかな顔を思い出すと
淳太くんの決めた道にもどこか納得出来た
大毅にどう言うか悩んだけど
事実をそのまま言うことにした
赤「あ、淳太どうやった？」
緑「淳太くんな、ターミナルケアに移ったらしいねん」
大毅はそれが何かを知っていた
「そっか…」と言ってからその日口を開いてくれることはなかった
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桐山めぐ(プロフ) - 完結おめでとうございます！それから、素敵な作品に出逢わせてくれてホントにありがとうございます♪何度も泣きました。これからの作品も楽しみにしていますね♪ (2020年7月30日 9時) (
レス) id: 0f3a9041d9 (このIDを非表示/違反報告)
raf.(プロフ) - 七星さん» コメントありがとうございます！物語も終盤です。最後までよろしくお願いします！！ (2020年6月25日 4時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - 続きが気になります！応援してます！ (2020年6月19日 18時) (レス) id: 669d995560 (このIDを非表示/違反報告)
raf.(プロフ) - 青ジャス民さん» コメントありがとうございます！物語も佳境を迎えてます。引き続き応援よろしくお願いします(^^♪ (2020年6月3日 18時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
青ジャス民 - 続きがとても気になります！更新頑張ってください (2020年5月30日 10時) (レス) id: 9a6d1c8bcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raf.
| 作成日時：2020年3月31日 21時
