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彼の神対応さに気絶しそうになりながら私はなんと大好きな先輩のLINEを手に入れてしまった



もちろん2人で撮った写真はスマホのホーム画面に設定済み



それから、LINEをするようになって



学校でもすれ違うと「おう」って言ってくれて



流星くんが卒業してしまうまでの数ヶ月間ホンマに幸せな日々やった







そんな楽しい毎日は終わりを迎え



卒業式、そして次の日には流星くんは東京に行ってしまう






「しないの!?」


「…何を?」


「こ!く!は!く!!」




友達にそう急かされあたふたしてしまう




「好きなんやろ?ホンマに。思い伝えなきゃ後悔するで」



そんなド正論を噛まされ私は流星くんが東京へ行く日に告白することにした







『13時発の新幹線で行くで』


そのLINEを見て『12時に駅で会えますか?』そう送ると『大丈夫やで』と返信が来て


鼓動が早くなる





卒業式当日、サッカー部で盛り上がる中流星くんは私を見つけて来てくれて


写真を撮ってくれて、ユニホームをくれた




私は涙が止まらんくて「なんで泣いてるん?」と流星くんは笑ってた




こんな青春も明日で終わり


それがホンマに悲しかった







次の日、私は精一杯のオシャレをして駅に向かう





「Aちゃん、ありがとうね」


「あの…流星先輩……

私、ずっと前から流星先輩のことが大好きでした


やから、やから、もし良ければ付き合ってください」






「…ごめん。Aちゃん」


「そうですよね、ごめんなさい。」


「いや、ちゃうくて…


俺、本気で好きな子のこと遠距離でホンマに幸せに出来る自信ないねん」


「…え?」


「やから、ごめん」




思っていたの全然違う返答が帰ってきて驚く


流星くんは私のことが好きってこと?





「俺、遠距離でAちゃんと付き合ったら寂しくて無理やと思うねん。

やから、もし俺がこっち戻って来た時に一緒に遊んで欲しいな」


「…はい!絶対!ずっと待ってます」




すると流星くんはいつも通りクシャッと笑って


ポッケからいつものを取り出す




「いちごみるく。俺これあれば寂しくない気がするねん」


「私もです」




そのあと流星くんはハグしてくれて行ってしまった








結局その時の想いは実らへんかった



でも、今はホンマに幸せやで









fin.

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raf.(プロフ) - あいのすけさん» コメントありがとうございます。最新話更新致しました。これからもよろしくお願いします。 (2020年1月20日 22時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
あいのすけ(プロフ) - すごくほっこりしました、素敵な作品ですね!応援してます、更新頑張ってください! (2019年12月5日 1時) (レス) id: f10e75a825 (このIDを非表示/違反報告)
raf.(プロフ) - 涼子さん» コメントありがとうございます!現在絶賛執筆中ですので少々お待ちください!これからもよろしくお願いします。 (2019年10月16日 8時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
涼子 - 流星君、すっごく良かったです!照史君の作品も楽しみにしています!頑張って下さい。応援しています! (2019年10月15日 10時) (レス) id: 1a62da02fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:raf. | 作成日時:2019年10月14日 22時

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