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いつからか将来の夢は教師になっていて
その夢を叶えるためだけに努力してきた
やっと教師になれたと思ったのに
教師は自分か想像したよりも過酷で
私には合ってなかったのかなって思い始めてもう半年
カバンには常に“退職願”が入っている
授業も正直誰も聞いてないの分かってる
机の下に隠して携帯触ってるのだって
「入試に必要なくない？」って話してる声だって
全て、今の私の自信を無くしていく
教室の窓側、1番後ろ
いつの間にか彼の定位置と化したらしい
たまに学校に来たと思えば
彼はいつも寝てるか外を見てるかどっちか
小瀧くん
イケメンって有名やけど
部活もしてないし何をしているのか
何を考えているのかあまり分からへん不思議な子
女性教員の中でも軽く話題に上がるくらい綺麗な顔をした青年
今日こそ退職願を提出するって思いながら理科室の前を通ると鍵が空いていた
私閉め忘れたかなと念の為扉を開けると
「…、」
窓際でキスをしている生徒
私に気づいて女子は窓から逃げてしまった
「…っ、何の用？」
そこに居たのは小瀧くん
「…何の用って、何してるん？」
「別にええやろ、そんくらい」
って帰ろうとするから彼の手首を掴む
「待って。良くないから」
「は？…先生もして欲しいん？」
そう言って彼の顔が近づいてくる
「…！は？は？止めて！」
彼を突き飛ばすと彼は驚いた顔などひとつ見せずニヤッと笑っていた
「センセ、顔真っ赤やで」
「…うっさい。」
「もし俺が先生と関係持ったら先生終わりやな」
「…別にいいで」
「…え？」
私がそう言ったのにやっと少し驚いた様子を見せる
「はぁ……、鍵閉めるで」
彼を教室の外に出して鍵を閉める
ダルそうに帰っていく彼の後ろ姿は何処か寂しげだった
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raf.(プロフ) - あいのすけさん» コメントありがとうございます。最新話更新致しました。これからもよろしくお願いします。 (2020年1月20日 22時) (
レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
あいのすけ(プロフ) - すごくほっこりしました、素敵な作品ですね！応援してます、更新頑張ってください！ (2019年12月5日 1時) (レス) id: f10e75a825 (このIDを非表示/違反報告)
raf.(プロフ) - 涼子さん» コメントありがとうございます！現在絶賛執筆中ですので少々お待ちください！これからもよろしくお願いします。 (2019年10月16日 8時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
涼子 - 流星君、すっごく良かったです！照史君の作品も楽しみにしています！頑張って下さい。応援しています！ (2019年10月15日 10時) (レス) id: 1a62da02fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raf.
| 作成日時：2019年10月14日 22時
