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あれから私と大毅はよく2人で帰るようになっていた
今日もいつも通りの帰り道
「Aはさ、好きな人おるん？」
「え、うん。おる」
突然の恋バナに驚きつつも素直に答える
「先輩やろ」
「……え、え？」
「当たりか」
そう言って彼は携帯に目を落とす
「A分かりやすいねん」
「…、大毅には関係ないやん！」
「…関係ない…か……」
「何？」
大毅がなんか言ったけどその言葉は電車の音で消された
「告白せえへんの？」
「え？…しない」
「なんで！？好きなんやろ！？」
電車の中ででっかい声を出すもんやから視線が一気に集まる
「…うるさい。好きやで…好きやけどこのままでええ」
「変な奴。俺なら絶対告白するけどなぁ。告白せなわからんやん」
それから毎日毎日大毅とその話
「もー！分かった！告白するよ。する」
私が決断するまで言い寄られて痺れを切らして私がそう言うと
「よし、傍で応援する。てかさせて」
って肩をぽんって叩かれる
部活終わり校門にトモさんを呼び出す
大毅は校門の近くにある銅像の後ろに隠れてる
「…あのトモさん。ずっと好きでした。やから…やから、付き合って下さい」
「……え、」
「…お願いします」
「……ごめん。俺、彼女居るねん。やからAちゃんとは付き合えへん。ごめんな」
振られた
分かってた
前からトモさんに彼女がいる噂はあったし
トモさんが私のことを恋愛対象としてみていないことも分かってた
「そうですよね…」
トモさんが去っていく
遠くなる大好きな背中を見続けた
私の頭に優しい手が乗る
「…よう頑張った。Aはホンマによう頑張った」
優しく暖かい手
私は無意識のうちに大毅に抱きついていた
溢れる涙を振られた寂しさを大毅は全て受け入れてくれた
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raf.(プロフ) - あいのすけさん» コメントありがとうございます。最新話更新致しました。これからもよろしくお願いします。 (2020年1月20日 22時) (
レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
あいのすけ(プロフ) - すごくほっこりしました、素敵な作品ですね！応援してます、更新頑張ってください！ (2019年12月5日 1時) (レス) id: f10e75a825 (このIDを非表示/違反報告)
raf.(プロフ) - 涼子さん» コメントありがとうございます！現在絶賛執筆中ですので少々お待ちください！これからもよろしくお願いします。 (2019年10月16日 8時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
涼子 - 流星君、すっごく良かったです！照史君の作品も楽しみにしています！頑張って下さい。応援しています！ (2019年10月15日 10時) (レス) id: 1a62da02fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raf.
| 作成日時：2019年10月14日 22時
