３９． ページ39
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季節はすっかり冬になった
流星くんは最近ずっと寝てる
それが一番楽なんやって
車椅子でどこかへ動くことも無くなって
ずっとベットの上
�陲舛磴鵑�来る回数もだんだん増えてて
ご飯も点滴で入れてるんやって
身体には色んな管がついてて
異常があると直ぐに音が鳴って�陲舛磴鵑�駆けつけるし
鼻には酸素を入れるカニューレって言う管が常についてる
ドラマとかで見る
まさに病人って感じの流星くん
私が声をかけると「おはよ…」って綺麗な目をうっすらと開けながら
手探りで私の手を探すから直ぐに握ってあげる
ﾋﾟｯﾋﾟｯと無機質な音が鳴り響く中で
学校での話とか神ちゃんとの話とか
私がずっと喋ってると
たまに「そない…無理して喋らんで…ええで」って
「ここに…居てくれるだけで…俺…嬉しいよ…」って
今にも消えちゃいそうな声で言ってくるから涙を押し殺して
「うん」って手を強く握るの
「…A……俺な…」
ってか細い声で喋りだすから一言も聞き逃さまいと必死に耳を傾ける
「…Aの…顔が好き…声が好き…細くて綺麗な指がすき……黒くて長い髪がすき……それにな…優しいところも…おばあちゃん想いなところも……
俺に…逢いに来てくれる所も……
全部…全部大好き……」
なんて言うからもう涙を堪えることなんて出来なかった
「…私はね、流星くんの顔も、スタイルも、優しいところも、私を見つけてくれたところも、どんな時でも、私を元気づけてくれるところも……
全部、全部、ホンマにぜーーんぶが好きだよ」
そう言うと「ありがとう」そう言って私より大きな手が私の手を強く握り返す
夕日が綺麗な時間帯
眠ってしまった綺麗すぎる顔を眺める
綺麗すぎて消えてしまいそうな
夕日に照らされ光る髪と高い鼻
キュッと引き締まった唇が私を引き寄せる
彼の顔に近づいて
ひとつ
キスを落とす
「また、明日来るね」
そう言って帰ろうとすると
私のコートの裾を彼が握った
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raf.(プロフ) - 菜の花さん» これからの展開どんどん切なくなって行くと思います(笑)ですが、切ない中でも温かさなどを感じられる作品を作って行ければいいなと思っているのでこれからもよろしくお願いします！ (2019年8月13日 1時) (
レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
raf.(プロフ) - yuuriさん» コメントありがとうございます。多少てこづってますが頑張ります。これからもよろしくお願いします！ (2019年8月13日 1時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
菜の花 - ちょっと切なく感じます(笑)続きが気になります！更新頑張ってくださいね!! (2019年7月29日 11時) (レス) id: 7fe6ef1444 (このIDを非表示/違反報告)
yuuri(プロフ) - とてもいい作品ですね！こういうタイプめっちゃ好みです！応援してます！頑張ってください。 (2019年7月28日 23時) (レス) id: 071915ef58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raf.
| 作成日時：2019年7月22日 20時
