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ryusei
俺の唯一ちゃんと出場する種目
障害物競争が始まった
俺は第4走者で借り物競争をやる
レースが始まって網をくぐったり
粉の中にある飴とかパンを取ったり
豚の丸焼きになってみたり…
とにかくクラスのみんなが普通じゃ無い走りをする
そしてタスキが俺にわたって
箱の中から紙を取る
「…っ！ふふ、」
紙の中身を見て
一目散に向かう
向かった先は姫島の元
「姫島！」
俺が彼女の名前を呼ぶと
周りのみんなは驚いた顔をして彼女を見た
彼女は混乱した顔をする
「来て、とにかく早く」
「…え？……え、」
戸惑う彼女の手首を掴んで審査員のところに走って行く
紙と彼女を審査員に見せて
審査員の生徒は目をまん丸にして「…ほんまですか？」といった
「当たり前やろ。嘘つく必要ないやん」
そう言うとOKと頭の上に丸を作って
彼女と手を繋いで次の走者にバトンを繋いだ
「ありがとう、姫島。戻ってええよ」
「…なんて紙に書いてあったん？」
「え？」
握っていた紙を彼女の前に広げる
『好きな人』
そう書いてあった
「…え？」
「ふふ、皆には内緒やで？」
そう言って彼女と繋いでいた手を離してふふって笑う
「うん…」
彼女は頬を少し赤くして照れながら笑った
障害物競走は見事優勝し
俺の借り物競争もまさかのお題やったけど
結果良かったんかな
姫島の柔らかい手の感触を忘れないように
俺の思い出の新しい1ページが完成した
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raf.(プロフ) - 菜の花さん» これからの展開どんどん切なくなって行くと思います(笑)ですが、切ない中でも温かさなどを感じられる作品を作って行ければいいなと思っているのでこれからもよろしくお願いします！ (2019年8月13日 1時) (
レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
raf.(プロフ) - yuuriさん» コメントありがとうございます。多少てこづってますが頑張ります。これからもよろしくお願いします！ (2019年8月13日 1時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
菜の花 - ちょっと切なく感じます(笑)続きが気になります！更新頑張ってくださいね!! (2019年7月29日 11時) (レス) id: 7fe6ef1444 (このIDを非表示/違反報告)
yuuri(プロフ) - とてもいい作品ですね！こういうタイプめっちゃ好みです！応援してます！頑張ってください。 (2019年7月28日 23時) (レス) id: 071915ef58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raf.
| 作成日時：2019年7月22日 20時
