７BAKERY

７． ページ7

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緑side









「だめや！」









今日は日曜日




久しぶりに部活も仕事もなく家族全員でゆっくりできてると言うのに




淳兄と崇兄がモモのことで険悪ムード







橙「俺は全然ええけどな〜やって俺らm…」


黄「照史は黙ってて！」


橙「…はい」





モモが部屋におるって言うのに…




年上２人の喧嘩に弟組は手出しできひん




喧嘩が終わるのを静かに待つだけ







黄「そもそも言い方悪いかもしれんけど、どこの子かわからん子勝手に連れてきてええ訳ないやろ？」


紫「…淳太はモモのあの目見てへんから言えんねん

もし公園でモモのこと見つけたのが淳太やとしても絶対連れて帰ったわ」


黄「俺が言ってんのはそーゆー事やないねん

この家に迎えるのことに怒ってるわけやなくて

まだどこかでこの子の本当の家族が探してるかもしれんやろ？

施設の人が探してるかもしれないやろ？」


紫「ちゃんと探す。この子名前やって年齢だってしっかり探す。俺が責任もってちゃんとやるから」






桃「あの……」






モモが小さく口を開く






桃「俺…帰ります。施設に」


紫「いや…！」


桃「迷惑かけてすみません。ご飯美味しかったです」




そう言ってモモは家を飛び出して行った







紫「…モモ！！」




すぐに追いかける崇兄






橙「淳兄は悪くない。せやけどモモの前で言うことやないな」


黄「…ごめん」


赤「ほら、みんなで探しに行くで！」





俺らは一斉に家を飛び出す







モモが行ったところなんて検討もつかへんけど




とりあえず見つけに行かんと









やってモモは







俺らの家族やから









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