７BAKERY

４１． ページ41

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青side









それから１週間後俺は部活に来ていた







部員達の目がホンマに痛い






矢のように突き刺さってくる









「流星くん辞めたって聞いてたんすけど」



「それな、俺もしらんわ」







耳が聞こえなくなればいい




そんなことをずっと思いながら







約３時間の練習をマネージャーとしてひたすら動き回っていた







「今日これから雨みたいやし部活早めに終わらんかな」


「あー確かに」


「そーいやアイツこの前公園でサッカーやってたみたいやで

まだ続ける気なんかな？」





冷水機の場所は色んなところからの声が聞こえてくる








もうほんまに嫌








周りの音が聞こえなくなり






今まで言われ続けた言葉が頭の中を回る









水の補充を終え練習場に戻ってすぐ







胸が苦しくなってトイレへ駆け込んだ









青「ﾊｧｯﾊｧｯ……もう…なんやねん…ﾊｧ…」






こんなに弱い自分がどんどん嫌いになる









水道を思いっきり出して顔を洗う







病気ってだけで親に捨てられて






友達も出来なくて





自由にサッカーも出来ない









ホンマになんのために生きてるんやろか分からんくなった









帰り道ひとりで帰る誰もいない一本道









ポツリポツリと突然雨が降ってきた









バックの中にいつも入っているはずの傘も何故か無くて






段々と強くなる雨の中とぼとぼと歩いていた









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