だいすきだよ。(翔潤) ２

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智「おかえり。楽しかった？」






病院につき小児科病棟に行くと沢山の先生が潤の帰りを待っていてくれた






潤「先生ただいま！！楽しかったよ！」






『ただいま』か……







それから通されたのは個室の部屋





これから潤の病室はここになるみたいだ









智「今日は簡単な検査を行い治療を受けられるか確認して、確認が取れたら明日の朝から始めたいと思います。

潤くんにしっかり説明はできましたか？」





翔「はい。大丈夫です」








退院する前全部伝えた





何も包み隠さず





残酷なことから少しの可能性にかけたいと俺が思っていることも







潤は「大丈夫だよ」って言ってくれた







どんな辛いことにも立ち向かえる強い子に成長してくれていた









智「わかりました。私もこの一週間なるべく負担をかけない方法を模索してみたのでお互い頑張りましょう」





翔「はい」








この大野先生の覚悟を決めた逞しい顔に何度救われてきたか





いつもはふわふわしててとても優しい雰囲気の先生なのに





ころっと雰囲気が変わる





この先生なら潤を預けて大丈夫 そう思える









治療前の検査が行われた





注射で泣きそうになるところとか





検査嫌だって駄々こねるのとかは何も変わっていないけど







潤は病気と戦ってきたんだから






大丈夫。大丈夫。






検査を終え俺の腕の中でぐっすりと眠ってしまった潤をベットにそっと置いて









唱えるように「大丈夫」そう口にした









やっぱり俺も不安がいっぱいで








潤の顔を見ていなければ安心出来なくなっていた









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