だいすきだよ。(翔潤) ２

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翔・潤「ただいま〜」







家に着いたのはもう日が暮れていて





２人でお風呂に入って





２人で布団に入った









翔「潤？やりたいこと全部出来た？」





潤「うん！」





翔「何が１番楽しかった？」





潤「んー。選べないよ〜」







そう言って手で顔を覆う潤







翔「パパはね潤と一緒に寝てる時かな」







これが最後かもしれない





そう思うとやっぱり普通では居れなくて





今までの思い出を無意識に振り返る








潤「潤ねもう１個やりたいことあるんだ」





翔「え？なに？教えて」





潤「……ランドセル」





翔「え？」





潤「学校に行きたい」







大きな目でじっと俺の目を見て潤はそう言った







俺は固まってしまった







翔「そっか…じゃあ今度の治療頑張って絶対にランドセル背負って学校行こうね」





潤「うん！」







枕元にランドセルを持ってきて





その隣には今日買った戦隊ヒーローの人形







その後子供部屋からゴソゴソと昔ママに読んでもらっていた絵本を持ってきた







潤「読んで」







そう言って潤は布団に入った







持ってきたのはかの有名な 桃太郎








潤は鬼退治が終わる前に眠ってしまった









翔「鬼退治…頑張ろうね…」







ぷにぷにのほっぺを触りながらそう呟き２人で眠った









次の日





潤は家にまたしばしの別れを告げランドセルを背負って





学校ではなく病院へと向かった









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