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Aside
なんであの委員会に立候補したんだろ。
めっちゃ忙しいんだけど？
こんなに会議があるなんて聞いてないよ…
カズ、帰っただろうな。
今日はひとりでかーえろ。
あ、シャンプー買ってかなきゃ。
そんなことを考えながら
昇降口に向かうと斗真がいた。
｢あ！斗真！｣
斗｢おぉ！委員会終わったの？｣
｢うん。長かったー。｣
斗｢じゃあお疲れさまだね。
帰りなんか奢ってあげようか？？｣
｢え！いいの？｣
斗｢頑張ったから！
よし、行こ！｣
.
私たちがやってきたのは
今流行りのタピオカ屋さん。
制服を着た女の子たちが
ずらりと並んでいる。
流行に疎い私はタピオカをの飲むこと自体が初体験だった。
｢こんな並ぶんだねー｣
斗｢でもここが1番美味しいんだよ！｣
｢斗真は何回も飲んだことあるの？｣
斗｢まぁねー。
しずくに何回連れてかれたか笑｣
｢ほんと仲いいよね！｣
斗｢中学も一緒だからな。
なんかもう親友ってかんじ？笑｣
そんな話をしていたら
あっという間に順番が来た。
斗｢タピオカミルクティー、2つで。｣
『1100円になります。』
斗真がなんの躊躇いもなく
財布から2000円を出す姿を見て
なんだか申し訳なくなった。
｢ねぇ、やっぱり払う。｣
斗｢いやなんでよ笑
今日は俺が奢るってば。｣
｢申し訳ないから…｣
斗｢もしかして奢られるの初めて？｣
｢うん｣
斗｢そかそかー。
あのね、俺は奢りたいから奢るの！
だからAが心配する必要はなーい！｣
｢うーん？｣
斗｢ま、とにかく気にすんな！
はい！飲も飲も！｣
初めて飲んだタピオカは
思ったよりもずっと甘かった。
.
カズと中学が同じ斗真は
駅も、駅からの方面も私と同じだった。
｢わざわざ一緒に来てくれなくてもよかったんだよ？｣
斗｢俺の家すぐそこだし、全然大丈夫！
てか、ちょっとでも長く
Aと話してたかったからね。｣
｢わ、私と？｣
斗｢そうそう！じゃ、また明日！｣
斗真はそう言って走っていってしまった。
最後の言葉の意味がイマイチ分からなくて、
ちょっとモヤモヤしたまま
私は玄関のドアを開けた。
｢ただいまー｣
靴を脱ごうとすると、
青い運動靴が目に入った。
カズが体育で使っている運動靴。
もうボロボロで所々に穴が空いている。
この靴を見る度に心がチクリと痛む。
カズは、どうして私があげた靴を使ってくれないの？
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ゆめか(プロフ) - 更新はもうされないのでしょうか？？主様のペースでゆっくり更新していただけると私も嬉しいです〜！ずっと待ってます！ (2021年6月7日 15時) (
レス) id: f69a6ec9fb (このIDを非表示/違反報告)
なのはなさいた(プロフ) - もう更新することないでしょうか？？？更新たのしみにしてます！！！ (2021年4月1日 11時) (レス) id: 9a9c48371e (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 一気に読ませていただきました！ステキな兄妹ですね！ドキドキしました！更新楽しみにしています！ (2020年9月23日 20時) (レス) id: a71a0c3a62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐぐ | 作成日時：2019年9月9日 15時
