eternally170 ページ29
A「何、びっくりした」
翔「空気が耐えられなくて、笑」
A「何それ、笑」
ふっ、と笑い合う私達。
少しだけ緊張がほぐれる。
翔「あのさ、今まで連絡しなくて悪かった」
A「ううん」
翔「何て言うかさ、
去年から俺の気持ちは固まってて。
事務所とも話し合って、
色々あってさ、タイミングとか考えてたら
遅くなったっていうのと、
Aからも何も連絡なかったしさ、
俺も、不安になったっていうか、」
翔くんの弱気な気持ちを聞かされて、
少し期待してしまう。
翔「あー、、なんつうんだろう。」
眉間にシワを寄せて、目を閉じる翔くん。
A「うん、」
翔「本当、沢山待たせたし、
色々悪かったと思ってる。うん。」
沈黙が流れる。
A「ん？どういうこと？」
翔くんが私の側に近づいてきて、
じっと、私を真剣な目で見つめる。
翔「これからは
絶対Aだけを大切にするし、
Aだけを幸せにしたい。」
A「え、、」
翔「Aが、俺で良いなら、、」
すぅっと、大きく息を吸う翔くん。
翔「俺と結婚しようよ」
A「え」
思考が追いつく前に、涙が流れる。
A「え、え、」
翔「ちょっと待って」
翔くんが立ち上がって、どこかに行く。
すぐ戻ってきて、
翔「これ、」
小さい箱を私に差し出される。
A「え、ちょっと待って」
涙が止まらない。
翔「ん、ティッシュ」
ティッシュでこぼれ落ちる涙を拭く。
涙を拭くと、
目の前に少し不安そうな翔くんの顔が見える。
A「翔くん、私のこと、好き、なの？」
翔「うん、言ったじゃん。
俺、ずっとAのこと好きだって」
A「私達、付き合ってない、」
翔「はは、笑
Aとは付き合ったりしなくても良いかなって」
A「本当、に？」
翔「うん、本当。だめかな？」
私は差し出された小さい箱の上に手をのせる
A「翔くんと、結婚、したい、」
翔「まじ、？」
A「うん、、まじ、笑」
嬉しそうな翔くんの顔が、
愛おしくて、笑ってしまう。
翔「ああ、良かった、笑」
A「信じられない、、
もう私に気持ちないと思ってた。」
翔「いや、俺だって、
この間、好きじゃないって言われて、
そりゃあ、傷つきましたよ。」
笑って話す翔くん。
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樹(プロフ) - やっちさん» コメントまたしていただけて、嬉しいです。ありがとうございます。現実逃避の助けに少しでも私の未熟な作品がなれていたらとても幸せです。続編は幸せな気持ちになれるような、彼らの温かさを表現できるように書きたいと思っています。引き続きどうぞ宜しくお願いします (2021年9月30日 19時) (
レス) id: afee8f76cb (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 完結おめでとうございます。ハッピーエンドで嬉しいです😭ありがとうございます💕現実逃避したくて妄想物語を読みあさっております。続編楽しみにお待ちしてます (2021年9月30日 17時) (レス) @page31 id: cc7865b69e (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - すずさん» 温かいコメントありがとうございます。この物語と発表が重なるとは思わず、嫌な気持ちになる方も多いかと悩みましたが、おかげさまで完結することができました。お話の中だけでも複雑な気持ちが癒されるお話になっていたら嬉しいです。どうぞ続編もよろしくお願いします (2021年9月30日 16時) (レス) id: afee8f76cb (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 初めまして、完結おめでとうございます！すれ違ったり拗れたりしてしまった２人ですが、無事結ばれて嬉しいです。それに毎日たくさん更新していただいてとても楽しみでした。リアルの発表も驚きましたが、時期的に相手はこの主人公ちゃんと思うことにします(笑)。 (2021年9月30日 15時) (レス) id: d396e96b99 (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - あやかさん» 自信がなかったので、優しいお言葉本当に嬉しいです。少しでもあやかさんのお力になれたら、私もとても幸せです。これからも拙い文章ですが、よろしくお願いします。 (2021年9月30日 11時) (レス) id: afee8f76cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月28日 17時
