eternally153 ページ12
翔「実家でいいか？」
A「んーん、私の家でもいい？」
翔「了解、」
恋人だったら、翔くんに触れたり、
甘えたりできるのに、それも出来なくて、
人前で歩くことも出来なくて、
少し切ない気持ちになる。
帰りも嵐の曲が流れて、少し沈黙になっているときに
「いつまでも」が流れる。
イントロを聴いた瞬間、心臓がどきっとする。
2人の気持ちを私の家で共有した日の朝、
私が翔くんに、話した曲。
久しぶりに聴いても、やっぱり、私の気持ちに重なって聞こえて切なくなる。
翔「この曲、あの日話した曲だよな」
覚えてくれていたんだ、と嬉しくなる。
A「うん、」
翔「あの日から何回も、これ聞いた」
A「え、」
翔「Aを重ねて聴くとさ、
本当に俺らの状況に当てはまってる気がして、
限られたこの時間が、
ずっとこのままだったらなって思う。」
A「うん、でもさ、この人生で良かった」
翔「Aは嵐で良かったか？」
A「うん、嵐でよかった、最高だった。
あと１年よろしくね。」
翔「こちらこそ」
A「嵐を復活させてね、絶対。」
翔「ん、約束する」
A「来年からは、
いっちばんの、嵐ファンになるんだ。
それが来年からやりたいことかも。」
翔「でもさ、
俺らにとってはAはずっと嵐だから」
A「うん、ありがとう」
翔「ん、着いた」
私のマンションの地下駐車場に着く。
まだおりたくなくて、
少しだけ翔くんとまだいたくて、沈黙が流れる。
A「家、あがらない？」
翔「んー、、」
咄嗟に出てしまった言葉、翔くん困らせたと、すぐ我に帰る。
A「あ、ごめん、やっぱり無し。なんでもない」
翔「、、うん」
A「今日は、ありがとう」
翔「ちょっとだけ、そっち行っていいか？」
A「うん」
翔くんが運転席から降りて、後部座席に乗る。
翔「今日楽しかったわ。ありがとう。」
A「私のほうこそ、」
翔くんが、私の手を強く引いて、私を抱き寄せる。
A「翔、くん、」
翔「、、、」
何も言わない翔くん。少しだけ抱き寄せた手が震えている気がして、私は顔を上げて翔くんを見上げる。
切ないような、泣きそうな見たこともない顔の翔くんがいて、驚く。
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樹(プロフ) - やっちさん» コメントまたしていただけて、嬉しいです。ありがとうございます。現実逃避の助けに少しでも私の未熟な作品がなれていたらとても幸せです。続編は幸せな気持ちになれるような、彼らの温かさを表現できるように書きたいと思っています。引き続きどうぞ宜しくお願いします (2021年9月30日 19時) (
レス) id: afee8f76cb (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 完結おめでとうございます。ハッピーエンドで嬉しいです😭ありがとうございます💕現実逃避したくて妄想物語を読みあさっております。続編楽しみにお待ちしてます (2021年9月30日 17時) (レス) @page31 id: cc7865b69e (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - すずさん» 温かいコメントありがとうございます。この物語と発表が重なるとは思わず、嫌な気持ちになる方も多いかと悩みましたが、おかげさまで完結することができました。お話の中だけでも複雑な気持ちが癒されるお話になっていたら嬉しいです。どうぞ続編もよろしくお願いします (2021年9月30日 16時) (レス) id: afee8f76cb (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 初めまして、完結おめでとうございます！すれ違ったり拗れたりしてしまった２人ですが、無事結ばれて嬉しいです。それに毎日たくさん更新していただいてとても楽しみでした。リアルの発表も驚きましたが、時期的に相手はこの主人公ちゃんと思うことにします(笑)。 (2021年9月30日 15時) (レス) id: d396e96b99 (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - あやかさん» 自信がなかったので、優しいお言葉本当に嬉しいです。少しでもあやかさんのお力になれたら、私もとても幸せです。これからも拙い文章ですが、よろしくお願いします。 (2021年9月30日 11時) (レス) id: afee8f76cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月28日 17時
